えー、今夜もChicaneでのセットでございました。2月も金曜の前半戦はあたしが担当だそうです。おヒマな方は198 Ponsonby Rd.へぜひ。Aucklandです。
1月はとにかくヒマヒマなのでここんとこマッタリHouseを回していましたが、今夜は途中で30代後半の団体さんがやってきたためコチョコチョくすぐるように80年代ネタをはさんだら、オバちゃんご一行様が発狂寸前に。パンツ見えそうな勢いで踊ってくれるので、いっそのこと起爆剤をブチ込もうかなと思ったのですが、バーで飲んでた他の客が一斉に「こっちは静かに飲んでんだよ」とオバちゃんたちにメンチ切り始めたのを見て、無難な選曲でセット終了しました。
起爆剤。それは、フロアで回すDJなら誰もが必ず数枚はケースに忍ばせているはずの反則ワザ。いや、反則じゃないんだけど、耳にしたら最後「コレは反則でしょー」と叫びながらも踊らずにはいられない楽曲。ここぞというときの勝負下着のような存在。
「誰もが知ってて一緒に歌えちゃう」だろうが「今、大流行中」だろうが「単純に踊り専用の楽曲」だろうが何でもいいんだけど、インパクトがなくちゃいけません。最強なのは「5-10年前(ここがポイント)に死ぬほど聴いて飽きたけど、ここ最近聴いてない」。コレ。オリジナルでもRemixでも、下品なほどサンプリングが入った別の楽曲でも可。
意外性も大切です。次に起爆剤が来ることを予感させない楽曲からのMixが望ましい。で、さりげなくイントロやリフをオラオラと突っ込んでから点火します。
ちなみに今夜点火しそびれたのは、Technotronicの"Pump Up The Jam"でした。
年代のせいだろうけど、個人的にもあの楽曲は大反則だと思います。カシオの初期型シンセのような安いリフと、異様に声の高いヴォーカル。冷静に聴くと何がいいのか正直、答えられないんだけど、リアルタイムで聴いていた世代は例外なくパブロフの犬のように反応してしまう恐ろしいネタ。
不発だったんでストレス溜まってます。もうLoungeな選曲は飽きた。
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