Sunday, November 26, 2006
やっぱり、自動翻訳より辞書

ここんとこ、翻訳練習のために始めた"猟奇殺人ライブラリ"を全然更新してません。と思ったら、サイト自体が消されてました。やらなきゃなーとは思っていたのですが、なんせホントに時間がない。

頻繁に更新していた頃には、オンラインの英英、英和辞典、英和医学用語辞典などにアクセスする機会が多かったので、ブラウザのすぐに手が届く場所にそれらをまとめたフォルダのショートカットを置いていました。でもしばらく更新できそうもないので、本日、ショートカットを削除。来年になれば時間に余裕もできるし、サーバを変えて更新も再開できそうなんですが。

さて、最近はオンライン辞書だけでなく、サイトのアドレスを打ち込めばページを丸ごと翻訳してくれる翻訳サービスもたくさんありますが、自動翻訳の実用化はまだまだ先のことになるような気がします。英和、和英のどちらの場合も、意味不明になってしまうことが多いですよね。
だいたい、多くの意味を持つ1つの単語から、文脈を理解して適切な意味を選択、翻訳するなんてことがそう簡単にできるわけないだろうし、できたとしても、それを自然な文体に形成するための膨大な量のデータベースが必要になるんじゃないでしょうか。

また、翻訳は翻訳者が持つ言葉のセンスや構成能力がストレートに反映されるからこそおもしろく、何もかもがボタン一発で画一的に翻訳されてしまうのは味気ない気がするし、英語学習の面では、ページを丸ごと翻訳してしまうと単語ごとの翻訳プロセスがわかりにくいのが致命的。そこで、あたしはできるだけ自動翻訳を使わず、辞書サービスのみを使うように心がけています。
単語をひとつひとつ辞書サイトで調べるのがめんどくさいなら、Googleツールバーに装備されている辞書機能を使ってもいいんですが、語彙が少なくてもの足りないと感じたら、Alex氏によるPOP辞書がオススメですよ。

POP辞書は辞書機能なので、丸ごと翻訳はしません。その代わり、任意のサイトのアドレスを入れて翻訳ボタンを押すと、単語ごとに意味を表示してくれるポップアップが埋め込まれたページに移動します。これなら辞書サイトを行ったり来たりしなくてすむし、Googleツールバーより語彙も意味も充実しています。試しに、同サイトの右側にあるナビバーから海外ニュースサイトの翻訳をしてみれば、その威力がわかってもらえるはず。無料のオンライン版のほかに有料のダウンロード版もあるので、便利だと感じた方は購入してみるのもいいかもしれません。
ただ、残念ながら表示されるのは意味だけで、品詞(動詞、形容詞、名詞などの表示)には対応してないんですね。英語習得の早道は品詞を理解することだとあたしは密かに思っているので、品詞にこだわる方は他の辞書サービスを利用してください。

辞書や辞典、翻訳などのサービスを探すには、今のところ個人的には翻訳のためのインターネットリソースが最強。専門的な用語を調べるためのサービスも分野別に紹介されてるし、言葉をテーマにした総合的なリソース・サイトです。



0 comments | コメントを書く