Tuesday, December 27, 2005
空腹の狂気

刺すか刺されるか クリスマス要員として手伝っているはずのレストランで年始のシフトが張り出されたんですが、1月1日からしっかりあたしの名前がプリントされてました。クリスマス、終わったんですけど。辞めたいんですけど。

レストランのシフトはランチ、ディナーの交代制なので、ディナーに入っているあたしはほぼ同じメンツと毎回顔を合わせることになります。ちなみに以前の日記で書いた、あたしを「使えないヤツ」呼ばわりしたウェイターはその数日後になぜか遠まわしに謝ってきたので、「うるせーよ」を言う前に関係が修復されてしまいました。
これでややこしい人間関係がスッキリ解消されたと思うのもつかの間、今度は強烈なキャラクターの中国人ウェイターが登場し、あたしはもー動揺を隠せません。

働き始めて3日目くらいから「オレ様が1番」的な雰囲気を漂わせ、キッチンハンドをはじめ自分より下の存在と判断した人間に対して怒鳴り散らし、挙句の果てには自分のミスをすべて他人になすりつけるような男なんですが、コイツが今夜、営業中に突然あたしのもとにやって来て、「なんでこの店はスタッフに飯が出ないんだ。オレ様はハラが減ってるんだ」と客の前で八つ当たり。ヤツの顔があまりにシリアスなんでビビったあたしは「マ、マネージャーに聞いてみれば?」と返すのがやっとでした。するとカウンターに直進し、今度は会計中の客を押しのけてマネージャーに契約書を見せろと大騒ぎ。
契約書に労働時間が5時間未満の場合には食事が提供されないと書かれているのを見てなんとか納得したようでしたが、あのキレ方は明らかに普通じゃなく、あたしは身の危険すら感じました。

空腹のウェイターに刺されるなんて、絶対にイヤ。

契約書には"5時間未満は..."なんて書いてありますが、キッチンの前で「お腹すいたよー。ひもじいよー」とつぶやけば、労働時間に関係なく帰るときまでにちゃーんとシェフがお持ち帰り用の容器にいろんなものを詰めておいてくれます。
あたしの今日の戦利品はスコッチ・フィレのステーキと食べきれないほど大きな手作りパン。生きててよかった。


Monday, December 26, 2005
クリスマスだ。飲め。

クリスマスは泥酔の日 日本のクリスマスは恋人たちがロマンティックにハメる日ですが、こちらでは親戚や知人宅に集まってお歳暮を交換しつつ記憶がブッ飛ぶまで飲みまくるのが定番。ありがたいことにあたしの家族や親戚はみんな日本、義理の両親や親戚はオーストラリアなのでお歳暮なんか用意しないし、めかしこんで訪ねていく家もなし。ちなみに姑なんて結婚式の日以来会ったことすらありません。

そんなわけでクリスマスはいつも友人宅でドンチャン騒ぎと決まっており、今年は我がEnvy Inc.のCEOでもあるDJ、Dylan Adams宅での大宴会となりました。

招かれた20人ちかくがそれぞれにウォッカやテキーラなどのスピリッツ+ビールを持ち寄ったので、大量のアルコールで埋め尽くされるキッチン。しかも9時の開始予定より30分くらい遅れて到着したら、すでに全員が泥酔状態。キッチンからラウンジまでの廊下にひとり、庭に面したデッキにひとりがそれぞれ死体のように転がっていて、そこを通過しようとする人がつまづいてコケ、コケたまま動かなくなって山のように積み重なったりしてました。

いったいどんな飲み方をしたら30分であんなにベロベロになれるのか教えて欲しい。

結局、深夜1時過ぎに参加メンバーが半分に減ったあたりでRobin Williamsのコメディー・ショーのDVDをどろーんとした目でなんとなく観ながらバカ笑いして、3時頃お開き。このへん、正月に仮装大賞見て笑った後、ダラダラ終わる日本の新年会に近いものがあります。さすがにケツで割り箸割ったりするような勇者は現れませんでしたが。



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Thursday, December 22, 2005
マイノリティな人々

6色の虹はマイノリティの誇り ニュージーランドはいわゆるマイノリティと呼ばれる性同一性障害やゲイの人々にとてもオープンな土地。特にあたしが暮らしている地域はマイノリティ人口が高いことで知られてます。

ニュージーランドに来て2年目のころ、知人から依頼されて単発のパーティーでDJしていたらフロアの女性たちからウィンクや投げキスがガンガン飛んできて、やっとゲイ・パーティーだったことに気付いたことがありましたが、思えばあれがマイノリティな人々との初めての交流でした。
彼らはとても礼儀正しかったし、お酒の飲み方もキレイ。DJブースにたびたび来ては「飲み物大丈夫?」などと気を使ってくれたので、なんていい人たちなんだろうと感激したのを覚えてます。今でもマイノリティな人々に対してはかなり好印象を持ってますが、ドラァグのネェさんたちがビッチなのはそーゆーキャラ作りなんだろうと納得できても、すべての女性に対して異様なまでの敵対心を持ってるゲイには正直ついていけません。おまえこそ性別で差別すんなよと言ってやりたい。

相手があきらかにゲイだとわかっていても、本人の口から「ゲイなんだ」と告白されないのも困ります。気付かないフリしてしらばっくれてるべきなのか、ゲイ・クラブの話題をふってもよいものか…。「ぶっちゃけ、俺ゲイなんだよね」と言ってくれたらどんなに楽かと思ったことが過去に何度もありました。

手伝っているレストランで今夜、カウンターで"仕事の後の1杯"を楽しんでいたら、それまで1度も話をしたことがなかったシェフのひとりが外に煙草を吸いに出て行く様子だったので、一緒に一服することに。あたりさわりのない「君、日本人?」とか「ニュージーランドにどれくらいいるの?」なんて質問のあと、「飲みに行くときはどこに行く?」と聞かれ、それに答えてから「あなたは?」とたずねたら、彼はスラスラっとゲイ・クラブの名前をいくつか挙げました。明らかにあたしからの質問を期待していて、その際にさりげなくゲイであることを告白しようという流れ。美しい。あんなにスムーズなカミングアウトをされたことは今までなかったので、感動的ですらありました。


Wednesday, December 21, 2005
エロ雑誌編集

最高のエロ雑誌を目指して あたしはゲームヲタ。ウチのテレビはゲームのためにあると言っても過言ではありません。RPGの新作なんかが出ちゃうと、カウチに寝そべってコントローラを握り締めたまま眠りに落ち、目が覚めたらそのままの体勢でゲームを再開する日々が2週間くらい続きます。バカです。というより病気です。周囲の女友達が化粧品の話題で盛り上がっているときも、あたしは密かにアルテマ・ウェポンの入手方法を考えてたりします。

ここんとこコンピュータばかりいじっていたので久々にゲームでもやろうかなと思って取り出したのは、04年の末にこっちでリリースされたシミュレーション・ゲーム、Playboy The Mansion。やっぱりRPGが最強だけど、The Simsをはじめこのテのシミュレーションはなかなか奥が深い。しかも何度やっても飽きない。

このゲームの目的は、自分が雑誌Playboyの社長になり、次々に若いモデルを雇ってエロ写真をバシャバシャ撮影したり、有名人にインタヴューしたりしてコンテンツを揃えて雑誌を発行、毎月の発行部数や利益を上げていくこと。記事の分野バランス、広告ページ数の割合なんかの調整までできるのがスゴイ。でも、カメラマンとモデルの人間関係がうまくいっているほどいい写真が撮れたりするので、雑誌の発行だけに集中するわけにはいきません。従業員にも常に気を配ってあげないと、ふて腐れてケンカ売ってきたりします。

あたし、実際に半年くらい前までリアルで編集長やってたんですが、Playboy The Mansionを購入してしばらくは自分の雑誌より気合を入れてヴァーチャルなエロ雑誌を発行しておりました。
このゲームも今回が3回目。じゃ、行ってきます。



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Tuesday, December 20, 2005
ビーチ・パーティーの恐怖

Waiheke Island: Palm Beach 月1でLatin系Houseのパーティーをやっている関係で、最近まで配っていたプロモCDもLatin系。そのせいか、来年1月にはビーチ・パーティーの仕事がいくつか回ってきそうです。
Aucklandからフェリーで30分程度のWaiheke Islandで行われるRaveの仕事も受けることになりそうですが、足代とアコモデーションは一体誰が払うんでしょーか。自腹だったら全然儲けにならないんですが。

野宿かね。やっぱり。

野外でのイヴェントは体験したことがないので、レコードのことが心配でたまりません。炎天下にレコードを晒したら確実にベロベロにゆがむ気がするんですが、皆さんはどーしてるんでしょうね。だいたい、レコードが耐えられる最高気温ってどのくらいなんだろ。

ゆがんじまったレコードは、あたしの場合寝押しが基本です。フローリングの床に敷いて上に寝る。コレ。1番間違いのない方法だと思ってますが、他にも良い方法があったらぜひ試してみたい。
2枚のガラス板に挟んでオーブンに入れるのがいいとKiwiのDJから勧められたこともありますが、だいたいどこに行けばオーブンに入るサイズのガラス板が入手できるのか見当もつかないし、オーブンに入れるっつたって、グリルなの?ベイクなの?で、何度でどれくらいやればいーのよ?

レコードがゆがむのもイヤだけど、砂がミゾにはまったら針も飛ぶだろうし、ビーチ・パーティーってもしかしたらとんでもなくリスクの高い仕事なんじゃないでしょうか。なのに野宿。まさにハイ・リスク、ロー・リターン。



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Monday, December 19, 2005
筋金入りのアル中

Des'ree 21、22歳の頃、あたしは筋金入りのアル中でした。ウォッカが1番匂わないという理由でフラスコ(平べったい携帯用のボトルみたいなヤツね)に毎朝キチンとウォッカを補充してから出勤、勤務中はエレベーターやトイレでチビチビやりながら、仕事が終わると同時に飲み屋に駆け込んでガッツリ飲むのを毎日欠かさず少なくとも1年半は続けてたと思う。

毎朝、気がつくと渋谷か六本木あたりでドロドロになってて、ビルの隙間から見える朝日に悪態をつくのが日課だった。と思う。よく覚えてませんが。ウトウトして目が覚めたとき、知らない場所にいてもビビらないくらいになっていたことは確かです。

何かがつらくて酒に溺れたのか、溺れることが楽しくて自分を放置したのか、そのへんのところもよく覚えてませんが、酒が入ったグラスを持っていさえすればハッピーだったので、飲み友達との人間関係も異様にうまくいってた気がします。
そりゃーある日突然アル中になったわけじゃないけど、常に飲み続けていないとまともに生活できない状態までユルユル加速→そんな自分を認識するのがコワくなる→飲んで忘れようとするの繰り返し。で、もう泥沼。

そんなあたしも、今ではほとんど飲みません。飲まなきゃ忘れられないような不幸もないし、酒より楽しいことはたくさんあるし。

今夜は外注で原稿を書いている出版社の忘年会でした。あの頃のあたしは毎日が忘年会のようなもんでしたが、今日はおとなしくワイン1杯で終了。後半はコーヒーだけ。それでもいいんです。だって楽しかったから。

一生忘れられないのは、脱アル中のきっかけになった朝。西麻布のある店で平日の明け方、飲み友達が帰ったあとにひとりで飲んでいたときのこと。その店のDJは私生活でもずっとあたしを支えてくれていた人だったんだけど、あたしはそのありがたみすらわからないくらいぶっ壊れてたのね。でもその朝、彼が針を落とした閉店前の最後の曲を聴いてスイッチが入っちゃったんですよ。で、こんなことになってる場合じゃないと。
DJブースの後ろのガラスからは登ってくる朝日が見えて、彼には後光が射してました。マジです。DJは神です。っつーか、神はDJでした。もっと早くにぶっ壊れた自分を修復できていれば、もっと恩返しができたかもしれないのに。

You Gotta Be
By: Des'ree

Listen as your day unfolds
Challenge what the future holds
Try and keep your head up to the sky
Lovers, they may cause you tears
Go ahead release your fears
Stand up and be counted
Don't be ashamed to cry

You gotta be
You gotta be bad, you gotta be bold
You gotta be wiser, you gotta be hard
You gotta be tough, you gotta be stronger
You gotta be cool, you gotta be calm
You gotta stay together
All I know, all I know, love will save the day

Herald what your mother said
Read the books your father read
Try to solve the puzzles in your own sweet time
Some may have more cash than you
Others take a different view
My oh my, hey hey

You gotta be bad, you gotta be bold
You gotta be wiser, you gotta be hard
You gotta be tough, you gotta be stronger
You gotta be cool, you gotta be calm
You gotta stay together
All I know, all I know, love will save the day

Don't ask no questions, it goes on without you
Leaving you behind if you can't stand the pace
The world keeps on spinning
You can't stop it, if you try to
This time it's danger staring you in the face


Saturday, December 17, 2005
日本語って便利

お願いだからほっといて 自分で言うのもアレですが、あたしは上司に好かれるタイプです。なぜか今まで上司に嫌われたことが1度もありません。

日本で会社を辞めたときは、社内で1番難しい人物と呼ばれていた専務からDJ終了後に巨大な花束を個人的に贈ってもらったし、ニュージーランドで最初の職場になったCafeではオーナーと家族同然の付き合いだったし、その後勤めた出版社では社長と険悪なムードになることはあっても、嫌われてはいなかったと思うし。
そして今週から手伝っているレストランでは、どうやらマネージャーからエラく気に入られてる様子。あたしのどこがいいのか、正直ぜーんぜんわかりません。と言うより、あたしが上司だったら自分みたいに扱いが難しい人と働くのは絶対にイヤ。

上司に好かれるのはありがたいけど、それをひがむ同僚とか先輩なんかがいると非常にめんどくさいことになります。あたしは人から嫌われても気に入られようと努力するようなタイプじゃないので、ほとんどの場合関係が修復されることなく、一方的に嫌われたまま。
で、いるんですよ。レストランにもそのテの男が。

あたしなんかただの手伝いなんだからほっとけばいいのに、あたしの行動すべてをチェックして小姑みたいに文句を言い続け、挙句の果てには「君は仕事できないし」とか言い放つわけですよ。さすがにカチーンときて、今日はにっこり笑って「バーカ」と言ってみました。日本語最強。明日はぜひ「うるせーよ」にチャレンジしたいと思います。



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Thursday, December 15, 2005
こなさん、みんばんは

アメリカ人って…

突然ですが、ニュージーランド人はアメリカ人がキライです。もともとイギリスの植民地として発展した歴史を持った国ですから、イギリスに対してはほのかなアコガレに似た感情を持っていますが、アメリカとオーストラリアに対する嫌悪感はかなり露骨。

ところが、日本の義務教育で習う英語は全部アメリカ英語だし、特にあたしの世代なんか小林 克也が神だったから、英語っつったら"アメリ缶"か"Best Hit USA"なわけですよ。また、あたしの場合、英語と日本語のチャンポンでトークができるラジオDJの需要が非常に高い時期に日本の業界にいたので、英語が話せるかどうかはまさに死活問題。
結局、米軍のFEN放送聞いたりハリウッド映画のスクリプト読んだりして鬼のように勉強してしまったおかげで、アメリカに行ったことすらないのに見事にアメリカ英語しか話せなくなりました。っつーか、いまだに発音が矯正されません。

近所のレストランから、人手が足りないからクリスマス・パーティー対応要員として来てくれないかと頼まれて今日からしばらく手伝うことになりました。もちろんウェイトレスの仕事と言えば、「お水いかがっすか?」が基本。ところが、常にケツの穴を引き締めてwaterをウォーラーと発音しないように意識してなきゃならないので、もー精神的にクタクタ。もうイヤ。明日行きたくない。



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Wednesday, December 14, 2005
脳内エネルギー問題

キモい どうして脳ってキモいんでしょうね。あたしもひとつ持ってますが。今日の写真は失敗だな。

えぇと、DJってのは心理面に大きく左右される、とてもデリケートな作業だと思います。ハラが痛かろうが、足の裏がカユかろうが、集中しているとそんなものはあんまり関係ありませんが、「つまんねぇなぁ」と思っちゃったらオワリです。

世界中のどこを探しても「回せ」と言われたから回してるDJなんていないだろうし、みんな「回したい」から回してるんだろうけど、じゃぁ「回したい」エネルギーが常に一定なのかと言えばそんなことありません。特に家で壁に向かって回してるときなんかは「あー今日はやりたくねぇなぁ」と思うこともあるわけですよ。で、今日が珍しくそんな日でした。

気分がのらないのに無理矢理始めたせいで、いつもなら選曲は早い方なのに今日は次の曲がすぐに決められずイライラ。そのうち、何度修正してもなんだか微妙にBPMがズレてるような気がしてきて、んもー発狂寸前。あたりまえですが、そんな状態でやってたってぜーんぜん楽しくありません。結局、前の曲を引っ張りすぎて2曲のヴォーカルがカブった時にブチギレして、ちゃぶ台ひっくり返して「バカヤロー」と叫んでやめました。ウチにちゃぶ台はありませんが。

まぁ、こんな日もあります。こんな日ばっかりじゃ困りますが。



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Monday, December 12, 2005
浮気ごころ

浮気相手のThingamablog 最近、Bloggerの調子おかしくないですか?このエントリ書いてる間も「Bloggerに接続できません」というウザいアラートがチラチラ出るんですが、そのチラチラ具合が異様に早いので動体視力が弱いあたしは「ここを押して接続チェック」というリンクがどうしても押せません。何のためのアラートなんだ。モグラ叩きじゃないんだから何とかして欲しい。

Bloggerをブログ制作に選んだ理由はただひとつ、"金融とエロの広告がないから"。その後、他のブログ・サービスよりも柔軟性が高くていじくりやすいのがわかって満足してましたが、最近、激重になってきた気がするし、やっぱりカレンダー表示が欲しいなぁと思うわけですよ。そして何気なくブログ最新情報を探っていたら、とんでもないものを発見してしまいました。

Thingamablog

Javaで作られたアプリで、ローカルでエントリを執筆したらアプリに梱包されているFTPでゴーンと一気にネット上のブログを更新できる優れモノ。エントリはそのままコンピュータ内にも保存されるので、万が一サーバに問題があってネット上のデータがオジャンになってもクリック一発で復活可能。また、同様にサーバの引越しもワン・クリックで完了。スゴイ。テンプレいじり用のエディタもついてて、エントリと同様FTPで持ち上げてあげれば指定した.htmlファイルの上書きまでしてくれる。しかもRSSまで吐き出すから、通常のWebホスティング・スペースを使ってのブログ運営にも対応。すげー。

しかもタダなのよ。タダ。

Google信者なのに浮気しそうです。っつーか、もう無料ホスティングのスペースを確保して、かなり本気で引越しを検討中。


Friday, December 09, 2005
あぁ、小鳥さんが飛んでるよ…

イヴェント・タイトルはSomething Pumpin' 火曜日に旦那からウチの会社が大晦日のイヴェントを企画することになっており、さらに自分もDJラインナップに加わっていることを聞かされて以来、我が家に非常事態宣言が出ています。年末まであと3週間しかないのになーんもプロモーションかけてなかったので、普通は1週間かけてやる仕事を2日で終わらせることになったから。もちろん、なぜもっと早く知らせてくれなかったのかと旦那を問い詰めました。

「だって、忘れちゃったんだもん」

クビです。さようなら。それ以外ありえない。
とにかくフライヤーとポスターだけは何が何でも早急に刷らなきゃいかんだろということになりましたが、入稿データを作るのはもちろん雑用係のあたし。しかも今回は上下階の2つの店舗がコラボで行うイヴェントなので、フライヤー2種類、ポスターも2種類。水曜日の夜の店の会議で詳細をもらって、金曜日の朝9時までに全部入稿することになりました。まさに非常事態。
詳細をもらってからダッシュで家に戻り早速データを作り始めましたが、いいアイデアなんてそんなに簡単に浮んでくるもんじゃありません。そして試行錯誤を重ね、木曜日の明け方にやっと「おぉ、コレがいいんではないか!?」と納得のいく下書きができたところでいきなりコンピュータがピュゥゥゥとシャットダウン。悲鳴を上げて外に走り出てみたら、近所全体が停電しておりました。いよいよ非常事態。もちろん下書きは保存してませんでした。人生とはそういうものです。

結局、停電のおかげで6時間もロスしたものの締め切りの1時間前にはデータ送信が完了し、明日、土曜には納品が確定。コンピュータの前に数10時間座りつづけていたので、入稿直前の数時間はおしゃべりする小鳥さんとかピンクの象さんが見え始めて「あたし、あぶないかなー」と思ったりもしましたが、人間、やれば意外にできるもんです。


Thursday, December 08, 2005
姉より売れてる弟

あたしはあんたの恥ずかしい過去を知っている あたしは8つ離れた弟との2人姉弟で、弟もDJやってます。姉はDJ以外でももらえる仕事はなんでもいただく雑食ですが、弟はHip Hop街道まっしぐらの職人。奴は日本にいるし、めったに連絡もしないので何をしてるかなんてほとんど知らないんだけど、ネットをウロウロしていたらCD通販サイトで弟のMix CDが売られているのに遭遇しました。

K-BOUNCEのブレンドがそのままNY Classicsになってしまってもおかしくない程のクオリティー!聴いていてまるでブルックリンのストリートにいるような気分になってしまう程。数多くあるMix CDの中でも一際目立ち、オリジナリティーとメッセージ溢れるK-BOUNCEのMix CDが、HipHopの底力をみせつける!

ヤバイ。姉負けてる。しかもMix CDが1枚1200円。いくら儲けてんだ、あいつ…。でも、どっかで見かけたら買ってやってください。



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Wednesday, December 07, 2005
プロモ撮影

お仕事ください 先月の月例パーティー、Noche del Latinoにゲスト出演してくれたDJ、Karn Hallから「プロモーションかけてやるから、大至急プロモ写真を送られたし」という連絡がきました。ありがたい。Envy Inc.はイヴェント・プロモーションだから、パーティーの企画をパッケージで売り込むことはあっても自分を含めてDJ個人を対象にしたプロモーションはあまり行っていないことから、早速お願いすることにしました。

でもあたし、プロモ写真なんかまったく持ってません。

日本では事務所との関係で結構頻繁に撮影してたけど、ニュージーランドに来て以来プロモーションなんてMix CDの持ち込みくらいしかしたことなかったので、締め切り前で殺気に満ちている編集部に連絡し、デザイナーさんを無理矢理説き伏せて撮影を強行。いい年した大人が満面の笑みでアイドルみたいなカメラ目線の写真を撮るのもどんなもんかと思ったので、カメラから目線をはずしたポーズのものをメインに撮影してもらいました。

それにしても写真ってのはアレですね。緊張しますね。普通、女性が遠くを見てる横顔の写真って、「いいねー、色気あるねー」になるはずなのに、あたしの場合、緊張がそのまま顔に出て変に不自然なので「なにスカしてんの?この女」になってしまうことが判明。また、アゴを上げたポーズはメンチ切ってるヤンキーの記念写真みたいに見えるので、今度からは絶対にやらないと心に誓いました。
でも、こんなにダメダメな被写体を相手にデザイナーさんはいい写真をたくさん撮ってくれて、無事に撮影終了。忙しいところ、ご迷惑をおかけしました。ありがとう。

これで仕事が来なかったら、あたしの顔のせいってことなんでしょーか。そんなことになったら立ち直れないんですけど。



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Tuesday, December 06, 2005
正しいビジネス・メール

メールで自分の将来をブチ壊していませんか? えーと、原稿はまだ書きあがっておりません。こんなこところで余裕ぶっこいて楽しくブログなんか更新してる場合ではないので、今日は編集長のTさんとやり取りしたメールを抜粋してお茶をにごしましょう。ちなみに、ただふざけてるだけのメールに見えますが、1割くらいはちゃんと仕事の内容でした。
まずは、あたしがTさんに送ったメールから。

30秒くらい前に旦那から「で、大晦日のイヴェントどうすんの?」と聞かれ、「誰の?」と聞き返したら

「お前のだよ」

と言われ、気が動転してます。私、イヴェントやるらしいです。しかもレギュラーのイヴェントじゃないそうです。誰と?っつーか、何で?同じ家に住んでて仕事場も同じで、しかも夫婦なのに何で仕事の連絡事項がちゃんとできないんでしょーか。クビにしたい。
で今、友人のDJから「Electroのイヴェント・タイトルは何になったの?」というMessageが来ました。私Electroなんかできないんですけど。
今からレコード揃える金なんかないんですけど。
コントでもやるか。

激しく使えない旦那に怒りをあらわにするどころか、ボーゼンとするあたし。するとTさんが返信してくれました。

- 「コントDJ」という新たなるジャンルへの挑戦、飽くなきチャレンジ精神…さすがですね。感服です。

というより、そんな切り返しができるあなたがスゴイ。だもんで、あたしも更に返信します。

っつーか、Electroって何?

会社の人を相手にボケてどうするんでしょうか。しかも、この1行のためだけにメールを送りました。失礼極まりない。でも、Tさんはさすがです。

- 辞書によると、Electro=電子楽器の、という形容詞だそうです。

そうかー形容詞だったのかー。そして、下記のメールを返信したら、それ以降返事が来なくなりました。

おばあちゃんの大正琴を!!
大至急!!!!

来年から仕事もらえなくなったら、間違いなくこのメールのせいだと思います。


Monday, December 05, 2005
火のキツネ導入

消える魔球の大リーグボール二号FirefoxのVer1.5が出たと聞いたので遂に導入しました。 タブ・ブラウザだと、使ってるうちにどこに何のページを開いていたのかわからなくなって発狂しそうになるからあんまり興味なかったんだけど、Gmailのマルチ・アカウントから常にアラートが受信できるというオマケに負けて入れてみました。

そんでもって、コレがイイのよ奥さん。

やっぱり最初のうちはタブに振り回されてオロオロするけど、まーそのうちに慣れてくれば快適になりそうだし、スキンが変更できるのはかなりいいんじゃないでしょうか。追加できる機能も充実してるし。
Firefoxをはじめ、ネット上には多くの優秀な無料ブラウザやプログラムがありますが、これによって最近、消費の構図がだいぶ変わってきたような気がします。配布元は企業からの融資や提携、逆に技術提供で資金を確保して、今まで末端消費者だったあたしたちはおいしいものがタダでいただける。いい時代になりました。

とりあえず、Firefoxでは右クリックでも左クリックでもない、"中央クリック"を体に覚えさせない限り、どーにもこーにもなりません。慣れないせいでたまに左と中央を一緒に押したりして、さらに発狂ゲージが上がります。巨人の星の星 飛雄馬が愛用していた"大リーグ養成ギブス"のような、併用すればその日から快適にFirefoxが使いこなせる商品の開発が待たれます。いや、待ちませんが。っつーかバカなこと言ってないで原稿書かないとマジでヤバイ。


Saturday, December 03, 2005
オバ缶

オバ缶 テンプレ変えたら以前から気になっていた文字コードも修正したくなって、2時間近くかけて全部の記事をShit_JISに変更しました。今までUTF-8だったから特定のサイトからこのブログにリンクすると確実に文字バケしていましたが、これで解消されたはず。

いや、そんなことより原稿を書こうよ。

そうでした。今月はですね、印刷屋も半ばからChirstmas Holidayに入ってしまうので、月末に発行される雑誌の締め切りがいつもより早いんです。まだなーんにも書いてません。原稿用のフォルダすら作ってません。週明けまで家から一歩も出ずに缶詰になってやらないと、絶対間に合わない。でも、こんな風に激しく追い詰められちゃうと、現実を直視できなくなるのが人間ってものじゃないでしょーか。
あたしなんか、直視するどころか反対方向に向かって暴走するタイプなので、巡礼リンク訪問してみたりしてさっきから原稿のことを忘れようと必死です。だけど忘れるわけにはいかないし、第一、忘れることができませんでした。結局、毎月思うことは同じ。

あー、余裕持ってさっさとやっときゃよかった。

もう、発想が子供以下。
…原稿やってきます。



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Friday, December 02, 2005
便秘解消テンプレ

あたしは快便快食女ですがねえぇ。テンプレ変えました。今回も自作です。

以前のやつ気に入ってたんですけどね、サイドバーに入れたいコンテンツが増えたんで3カラムのレイアウトにしたいなぁと思ってたんですよ。しかも、前のデザインではサイドバーの下に画像を敷いてたから上に乗った文字が読みにくくて。昨日の夜、「ちきしょー読めねぇよ」とブチギレし、一気にガーッと作ってみました。色気ないね、今回の。
各記事の文字数が多いからブラウザ一面がモジモジモジモジって感じですな。本屋に行くと文字が並んでいる圧迫感からトイレに行きたくなる人が多いように、このブログを読んで便意をもよおす方もいるかもしれせん。

ぜひ、便秘解消にお役立ていただきたい。

このくらいシンプルなやつだったらいくらでも作るけど、需要あるんだろうか。テンプレ配布でも始めるかな。


Thursday, December 01, 2005
食わずギライ

ここ2、3日の間に、はてなリングやトラックバック・センタを作ってみたりしました。様子を見ながら手を加え、世界に散らばる日本人DJとClubberの輪を広げられたらいいなーと思ってます。

それにしても今回、トラックバックのお願いをコメントさせてもらうためにダンス・ミュージック系ブログやレコード・レビューを書いているブログを探してみたのですが、音楽にまつわるブログのほとんがアイドルとJ-Popに関するものだったのでビックリ。そーいや、日本のCDショップでDJの仕事をしていた時は、J-Popの話題の新譜は店からヘビロテ命令が出て、帰宅する頃までには歌えるようになっているくらい何度もかけさせられたもんです。

でもあたし、カラオケは演歌とムード歌謡が専門だからJ-Popの新譜なんかどーでもよかったし、5%程度の本当に才能のあるアーティストを除いて、残りの95%はクソだと思うのですが。や、洋楽全般でもクソ・アーティストは山ほどいるけど、日本のアイドルとJ-Popのクソ具合はちょっと普通じゃない気がします。正直、テレビのヴァラエティ番組でのエアタイムが多くないと知名度が下がるようなJ-Popアーティストやアイドルに「私には音楽しかない」とか言われるとかなり萎えます。

でも、すばらしいオリジナリティやスキルを持ったアーティストは世界中で日々生まれているわけで。そして、House DJだからってそんな才能に気付かないでHouseばっかりガツガツ聴くのはあまりにももったいない。他ジャンルに対しても常に貪欲でいないと。 飯も音楽も"食わずギライ"はイカンな。



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