Monday, May 29, 2006
48時間耐久

Aucklandだけでも、参加チームは100を超えました 26日金曜日からニュージーランド最大の映画制作コンテスト、48Hoursに参加していました。
映画制作に興味のあるチームがプロ、アマを問わず参加、チームごとに割り振られたテーマ、映画内に必ず含まれなければならない1行のセリフなどが金曜日の夜7時に発表され、48時間以内にストーリー構成、台本執筆、ロケ、衣装合わせ、撮影、編集を行い、デッドラインの日曜夜7時までに10分弱のショート・フィルムを完成させて提出するというもの。
すでに毎年恒例のイヴェントになっており、あたしも雑誌編集をしていた頃に取材した経験があったのですが、実際に作り手として参加するのは今回が初めて。

テーマにはロマンス、ホラー、人形劇、実話、コメディなど様々なものが用意されていますが、なんせ当日になってみないと何が当たるかわからないので、事前に用意できることなんかほとんどありません。まさに、48時間耐久映画制作。

弱小プロモーションである我が社Envy Inc.からは社員全員(3人)が参加して、旦那はプロデューサ、サウンド・エンジニア兼DJのDylan Adamsは準主役、あたしまでなぜかセリフのある役をもらい、ノルウェー出身の女性監督のチームを手伝うことになりました。
カメラ、制作などを担当したのは、ニュージーランドの国営テレビ局、TVNZの現場で働くプロの皆さん。

映像関係にド素人なのは、ウチの会社だけ。

それにしても、プロはさすがです。割り振られたテーマが発表になった翌日の早朝には台本ができあがり、人数分の印刷も完了。そのまま巨大クレーン・カメラを導入した大掛かりな撮影が開始され、場所を次々に移動しながら実に手際良く撮影が続きました。
その間、衣装担当は古着屋を漁って衣装を入手、ロケハン部隊は次の撮影現場と交渉するなどの作業が同時進行。
で、土曜日の深夜までにはほぼすべてのシーンの撮影が終了。

しかも何がスゴイって、制作室と現場を往復しながら、撮り終わったフィルムをデリバリーするRunner担当のスタッフがいて、この男の子が食事とかコーヒーなんかも手配してくれるわけですよ。20人近い現場スタッフに「低脂肪乳のラテに砂糖2つ」とか、「豆乳のフラットホワイトに砂糖1つ」とか好き勝手言われるんですが、ほぼ2時間おきに文句も言わずに買いに行く。

ああ、業界の下積みって世界どこ行っても大変なのね。

んでもってヒロイン役の俳優が「あたしは女優よ」タイプのねーちゃんで、この人がまた人使いが荒い。途中、Runner担当に「スーパーに買い物行きたいから車出してよ」と言い出し、しかも自分ちの近所のお気に入りのスーパーじゃなきゃ絶対にイヤとか言うわけです。

女優がワガママなのも世界共通。

そして、スタッフ全員が2日間徹夜して作られたフィルムは無事に完成、締め切りに遅れることなく提出されました。
作品は明日、火曜日にThe Civic Theaterで上映され、Auckland地区の予選に残ることができれば6月8日に同劇場で再上映、更に全国予選で勝ち残れば6月23日にC4でテレビ放映されることになります。

チーム名はInland Revenue、タイトルはBack Bone。なんと音楽の監修は、コンポーザ、プロデューサ&ミュージシャンとして知られるShinya氏が担当してくれました。
オフィシャル・サイトでの公開が始まったら、このブログでも紹介しますのでお楽しみに。

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Thursday, May 25, 2006
男って・・・

今週はレストランが改装でお休みなのをいいことに、カウチで横になって旦那に取られないようにコントローラ握りしめたまま、約60時間ぶっ通しでドラクエ攻略中。毎日2、3時間しか寝てません。しかも今朝なんか、メタルスライムを10匹連チャンで倒して嬉しさのあまりガハガハ笑ってたら、自分の笑い声で目が覚めました。夢でした。

廃人へ向けてまっしぐら。

ところで、ここ数日あたしがドラクエに夢中になっている間、旦那はコンピュータでゲーム三昧だったんですが、さっきブラウザの履歴を開いたら、エロ・サイトのアドレスが山のように残ってました。

なんだ、ゲームじゃなくてエロに夢中だったのか。

本人曰く、「ゲームのパッチをダウンロードしようとしたら、たどり着いた先が全部エロだった」とのこと。確かに、非公式で公開されているゲーム・パッチを扱う海外のサイトは、やたらとエロ・サイトにリンクされてます。"ダウンロードはココから"なんて書いておきながら、リンクを踏んでみたらエロ・サイトに移動するだけなんていう、偽リンクのみでできてるサイトすらある。
んで、飛ばされた先で予期せずオッパイを拝んでしまい、誘惑に負けて更にリンクを踏んでバカ高の通信費を請求されたり(さすがに今はないだろうな)、半永久的にトロイの木馬を自動生成し続けるような、バックドアを仕掛けられたりするわけです。

ポップアップや、about:blankで開く別窓を強制終了させる機能がまだ普及していなかった頃、アンダーグラウンド・サイトをウロウロしていたら、リンクを踏んだとたんにエロ・サイトが10ページくらいドヒャーっと開いて腰を抜かしそうになった経験があたしにもありますが、アレは広告として本当に効果があるんですかね。あたしには怒りしか湧いてこないんですけど。
でも、ビジネスとして成り立ってるってことは、男性に対してはそれなりの商業効果があるってことですよね。

・・・男って悲しい。

とは言え、予期していなかったオッパイの出現に惑わされるくらいなら、まだいい方かもしれません。あたしが心の底から"男のサガ"に同情した瞬間は、初めてオリエント工業のサイトを見たとき。
オリエント工業はもともと、東京の上野にある普通のおもちゃ屋でしたが、今では世界最高水準を誇るラヴ・ドールの専門店。同店で扱っている人形は、ボヨーンと口が開いたビニールのダッチワイフとはワケが違います。

しかも、お値段ナント63万円(税・オナホール込み)!!

ああ、サイトを実際に見て、ぜひこの切なさを共有していただきたい。リンク先ページの最下部に並んでいる顔写真をクリックすると、それぞれのドールの写真や詳細も閲覧できます。
また、同社のドール"なな"を購入し、着せ替えの様子を綴った有名ブログ、"正気ですかーッ 正気であればなんでもできる!(しょぼーん)"も一読の価値アリです・・・。


Monday, May 22, 2006
勇者は誰だ

テーマソング、久々に聴いたなぁ ええとですね、ドラクエ8を買いました。いい年してドラクエですよ、ドラゴン・クエストですよ。

重度のゲームヲタであるあたしにとって、海外で暮らしていると日本のRPG(ロール・プレイング・ゲーム)のタイトルがなかなか英語版で発売されないことは非常に苦痛です。これまで何度も、日本国内用のプレステ本体を入手して、空輸した日本版ゲームをリリースと同時にプレイすることを考えましたが、さすがにそれをやることはヲタを超えて廃人になることへの宣言に近いので自主的に規制しています。改造チップの取り付けも同様。
ま、そんなRPGヲタには厳しい環境で暮らしているあたしにとって、ドラクエ初の英語版登場はまさに一大事なわけです。

"会話"が重要になるRPGにおいて、日本国外への輸出には翻訳と吹き替えが欠かせない作業。これまで全シリーズを英語版でも発売しているFF(ファイナル・ファンタジー)は、毎回日本での発売から約1年で英語版が登場しますが、アメリカ英語版のみなので、イギリス英語圏で販売されるFFでもキャラクターはアメリカ英語を話します。
ところが、今回あたしが購入したドラクエは完全なイギリス英語版。日本での発売から1年後にアメリカ版が出て、その後半年かけてイギリス版が製作され、それがやっとニュージーランドでも販売されるようになったってことのようです。

これは、地元民の心をグッと掴んでおります。

あたしはアメリカ英語だろうがイギリス英語だろうが、ゲームさえ楽しめればどっちでもかまわないんですが、日常的に使わない英語を約100時間にも及ぶプレイの中で聞き続けるのは、ネイティヴにとってはキツイんだそうです。

「第一、感情移入できない」 (談・旦那)

そうですか。そんなもんですかね。日本語ネイティヴなあたしは英語でも感情移入しまくりで、エンディングで泣いたりしてますけどね。

ま、そんなわけで我が家にドラクエがやってきたわけですが、それと同時に旦那とのドラクエ争奪戦が始まりました。
相方がプレイしてる横で「コントローラよこせ」と言うのはあまりにも大人気ないので、ウチではいわゆる"早い者勝ち"ルールが徹底されています。先にコントローラ握った者が勝者。負けた方は勝者が疲労でコントローラを手放すまで、じっとガマンしなければなりません。

今朝は6時に起床しましたが、4時に起きた旦那に負けました。

ああ、あたしのゲームヲタを容認してくれる、ゲームヲタじゃない旦那が欲しい。



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Friday, May 19, 2006
コワいもの見たさ

キモイ。キモイキモイキモイ。 またしてもご無沙汰してしまいました。
でもブログの更新をお休みしている間に、今月もしっかり入稿が完了しました。よかった。よかった。

さて、またしてもオドロオドロ系の話題で恐縮ですが、同時進行で進めている、"猟奇殺人ライブラリ"のブログがとんでもないヒット数をはじき出していて、我ながら仰天しています。
あっちのブログでは最初からSEO対策をしたのが効いたのか、"猟奇殺人"をキーワードにしたGoogleの検索で初登場10位の好スタートを切ることになったのがヒット数に繋がっているようです。

それにしても、猟奇殺人に興味を持つなんてのはマイノリティの世界のことだと思っていたのですが、関心のある方が意外に多いという事実。
そういえば、"コワいもの"っていつの時代でも人気がありますよね。あたしの世代だと、古賀新一の"エコエコアザラク"とか、楳図かずおの"洗礼"なんかのホラー・マンガが小学生時代に大流行したし、映画では"死霊のはらわた"以来、ゾンビがずいぶん話題になりました。コメディ・ホラーだったけど、キョンシーの一世風靡ぶりも異常だったなぁ。

しかも、稲川淳二なんか怪談でメシ食ってますからね。

おそらく、人間には誰にも"コワいもの見たさ"の欲求が潜在的に存在すると思うわけですが、実はあたしにはコワいものがほとんどありません。幽霊や宇宙人をテーマにした書籍や映画に興味はあってもコワいとは思わないし、それより生きている人間の方がよっぽどコワい一面を持っているような気がするわけです。

ただ、ヤギの目だけはべつ。アレはマジでコワい。

この世の中に、ヤギの目くらいコワいものなんかありません。ヤギに見つめられただけで、あたしは気絶しそうになります。
なぜ奴らの瞳は棒磁石のように一本線なのか。果たして地球上に奴らと同じように奇妙な形をした瞳を持つ生物は存在するのか。

だいたい、奴らは何者なのか。

同じ哺乳類でありながら、他には類を見ない紙を食うという異常な行動、そして、あの得体の知れない瞳。ヤギには注意が必要だと、あたしは声を大にして言いたい。
皆さんにもありますよね、コレだけはダメってものが・・・。


Sunday, May 14, 2006
従業員大賞

らっしゃい 昨年末に知人から、近くのレストランでどうしてもクリスマス対応のスタッフが足りないから手伝ってあげてくれないかと頭を下げられ、1ヵ月だけの約束でウェイトレスとして働き始めたわけですが、いまだに辞められません。
しかも本日、ベスト従業員賞をいただきました。

「これで辞めるなんてゴネたらタダじゃおかない」

そういうことだと思います。素直に喜べません。

あたしはニュージーランドに到着して最初の2年間、Cafeの仕事をしていた時期があったんですが、働き始めてまず、ニュージーランド人の労働意欲の欠落ぶりにマジでビビりました。ほとんどの若い子は指示されなきゃ動かない、レジから金を盗む、ある日突然、連絡もなしに来なくなる。
最初の頃は店の従業員運が悪いだけかと思ってましたが、よその店の話を聞いても同じような状況だったので、ニュージーランド人の労働意欲なんてこんなもんかとゲンナリしたのを覚えています。
もちろん中にはヤル気があって、一緒に店を盛り上げてくれるような人もたまにはいるんですけどね。

で、あたしはその後、出版社に就職したわけですが、ここでもまた取材先に頼んでおいたプロモーション用の写真や原稿が締切りになっても届かない。留守電に100回くらいメッセージを残しておいても音沙汰なし。仕方なく直接訪問して受付で担当者と会いたい旨を伝えると、1週間前からホリデーで、1ヵ月先じゃないと戻らないとか言われるんですよ。

ヤル気あんのかオマエら。

"日本人は勤勉"と言われますが、ホントだと思います。時間通りに出勤して与えられた仕事をこなし、自分のためだけじゃなく、店や会社のためにも自分にできることをする。当たり前のことですが、日本を1歩出たらそれができない人が山のようにいる事実。
職場から"何でもやってくれる都合のいい人"と思われるのはアホらしいことですが、金をもらってる以上、それなりのエネルギーを仕事にそそぐのは当然だと思うんだけど。

現在働いているレストランでも、"何でも適当"なスタッフが非常に多く、彼らは2ヵ月以内にどんどん辞めていくんですが、あれじゃぁどこに行っても話にならないだろうなぁと思う。で、彼らが辞めるからあたしが辞められない。
30過ぎてウェイトレスなんて、カッコ悪くてイヤなんだけどなぁ。


Thursday, May 11, 2006
文字フェチ小道具

カタカタカタカタカタ 旦那が怪我のおかげで自宅休養するようになって以来、あたしは家にいる時間のほとんどをコンピュータの前で過ごすようになりました。
だって、旦那は家から一歩も出ないから話題がなくて、話しててもつまらないんだもの。いくら「テレビでおもしろい番組やっててさー」とか、「今日は遂にボスキャラを倒したんだよ。ムフフ」なんて解説されても退屈なんですよ。

ま、ほっとけば当人はテレビ観たりゲームやったりでソコソコ楽しめているようなので、あたしはココゾとばかりに原稿書いたり翻訳やったりしてるわけですが、さっきフと思ったんです。

あたしは、1日に何回くらいキーボードを叩いているのか?

タイピング好きにとって打数計測はかなり興味深いものがありますが、なぜ今までソレに気づかなかったのか不思議。
そこで、今日打った書類などの一部をメモ帳に貼り付けて文字数を算出してみたんですが、それだけで1万3000文字ありました。日本語は母音を除けば最低でも2回はキーを叩かなければならないので、大雑把に見て2万6000回は叩いてることになります。さらに、漢字変換に使っているスペース・バーの打数なんかを加えたら、とんでもない数字になりそう。

ああ、せめてボケ防止になってるといいなぁ

1度カウントしてみたらなんだかクセになりそうな予感がしたので、どうせなら打っているものをすべてカウントしてくれるソフトがないかなと思って探してみたら、こんなものを見つけました。

Type Analyzer

ヲタ臭漂うサイトがまたいいじゃないですか。
このソフトは起動させるとタスクバーに常駐し、ソフトが走っている間にタイプされたアルファベットの打数を計測してくれるほか、1時間あたりの平均打数を算出します。

それだけです。

あたしのように、打数が気になる人にだけオススメします・・・


Monday, May 08, 2006
異常な大人たち

世の中腐っとる 日本のニュース読んでて思うんですが、最近、世の中腐ってますね。
学校のセンセたちは生徒のパンツ脱がせるのに必死だし、明らかに他殺の事件は自殺でうやむやになるし、そんでもって平塚事件ですよ。
7畳ちょいのアパートに、いい歳した大人2人と10代後半の女の子が同居してるだけでもかなり異常なのに、ドア開けたら死体が5つもあったなんて、これが異常じゃなくて何なのか。

事件の詳細をご存知でない方はこちらから時系列でニュース記事が追えるほか、殺害された女性が残していたブログや掲示板への書き込み、関係者のサイトに掲載されている彼女の写真などを恐るべき検索能力で次々と発掘している2ちゃんねる系まとめサイトもありますので、ぜひ目を通していただきたい。

事件を取り巻く人間関係が異様に複雑なので、相関図などを頼りにしないとなかなか理解しにくいのですが、要はソバ屋一家が愛人に乗っ取られて本妻が追い出され、その後28年経ってフタを開けてみたら、ソバ屋のオヤジと愛人の間に生まれた娘を愛人が殺害、そのあとを追って正妻の息子が自殺していたというわけです。で、現場からさらに、身長120cmの子供の遺体と新生児の遺体が2体、合計3体が見つかったと。
このうち、身長120cmの遺体は、1986年に行方不明になったとされていた、ソバ屋のオヤジと愛人の間に生まれた長男でほぼ間違いないという報道がされています。

ついこの間までは子供が親を金属バットで殴り殺してたのに、今じゃ親が子供を殺す時代ですか・・・。
もちろん、金属バットで親を殴ってはいけませんが、子供の犯行ならまだ理解できる部分があるような気がするんですよ。というか、納得はできなくても、「そんなこともあるのかもしれない」と思える。
でもね、借金返済予定の日に「息子が行方不明」と大騒ぎして、結局、借りた金は返済せずにバックレ、しかも20年後にその遺体が自宅から見つかるなんて、もう理解不可能。

金属バットにはコントロールできなくなった感情の爆発を感じますが、借金返済日の行方不明には、"大人の計算"しか思い浮かばないところが、この事件のコワイところかもしれません。
しかも殺人の時効成立は15年なので、この愛人オバさんは息子殺害の件では罪に問われません。

いくらなんでもあんまりだ。

でも、今回遺体が発見された息子の、妹にあたる女性を昨年10月に殺害していることは認めているので、この件ではのちに法的に裁かれることになりますが。

ところで猟奇殺人ってのは、快楽殺人という別名があることでもわかるように、一般的には利害関係や怨恨などが絡まないものを指すことが多いんですが、あたしはこの事件を猟奇殺人と呼ぶべきだと思っています。なぜなら、愛人(おそらく、正妻の2男も)は、同じ部屋で4つの遺体と共に数ヵ月に渡って生活していた可能性が高いから。

ちょっと考えてみてください。コレは異常ですよ。感情が暴走して金属バット握りしめるほうが、まだ精神的に健康な感じがする。
ああ、計算高い大人ってイヤだわ。計算高い子供もイヤだけど。

今回の事件をきっかけに、分家ブログの猟奇殺人ライブラリでは、両親がタッグを組んで子供たちを殺害しまくったイギリスの実話を取り上げることにしました。前半は今夜中にアップできると思います。
興味のある方はそちらもどうぞ。


Thursday, May 04, 2006
旦那の保障期間

ウチの旦那には保証シールが貼ってなかった 1週間ほど友人宅でノホホンと遊んできた旦那が、昨夜戻ってきました。土産話を延々と聞かされるんだろうなぁと覚悟していましたが、荷物を置いた直後に飲みのお誘いの電話がかかり、そのまま外出。
3月にくるぶしを骨折して以来、職場に復帰できるようになるまでは国から金銭的なサポートを受けているわけですが、そんな身で飲み歩いてどうするんだと言いたい。

まず、あたしの税金を返してくれ。

結局、深夜過ぎにヘベレケになって帰宅、2時間近くに渡って同じ話題を100回くらい繰り返し話したあと、力尽きたのかそのままカウチでゴーゴー眠りにつきました。

そして今朝。かなり早い時間に病院から電話があり、骨折部分に埋め込んだ、補強用のネジの除去手術を週末にアレンジしてもらえることになったとのこと。国立病院での手術はタダ(本当にありがたい)ですが、その分、順番が回ってくるのを長期間待たなくてはならないことが多く、まさかこんなに早く順番が来るとは思ってもみませんでした。
現在も松葉杖がないと歩けない状態ですが、ネジを取り除いてしっかりリハビリすれば職場への復帰もそう遠くないため、旦那もあたしも大興奮。

この朗報に機嫌を良くした旦那は、二日酔いでフラフラしながらも「とりあえずコーヒーで乾杯だー」と言いながら、お湯を沸かすためにキッチンへ移動。あたしは着替えのためにもう一度寝室へ戻りました。
そして、着替え終わってドアを開けようとしたそのとき。

ほひょーっ

細い管の中を空気が通り抜けるような、間の抜けた悲鳴のようなものが聞こえたのであわててキッチンへ行くと、旦那が前かがみになってプルプル震えてるじゃないですか。
「なにっ?どうしたっ?!」
「あっ・・・だ。ご・・・」
骨折しているくるぶしをひねってしまったのかとあたしまで顔面蒼白になりましたが、何を言ってるのかよくわからない。
「ぶつけたのっ?!ひねったのっ?!」
「違うよ・・・そっちじゃなくて。反対の。反対の足が。ぃぃぃぃああああ!!!」
「ぎょええぇぇぇぇ!!!」
本格的な絶叫をあげる旦那。促されるままに旦那の反対側の足に視線を移して、重ねて絶叫するあたし。

足の小指がね、外側に向かって90度にコンニチワしてました・・・

片足だけ使って松葉杖で移動する時って、振り子のように勢いをつけて体を前に押し出すじゃないですか、その拍子に骨折してなかった方の足の小指が冷蔵庫の角に大ヒットしたそうです。

これで両足とも骨折になりました。ネジを抜いても反対側の足で体を支えることができなくなったので、もちろん手術もキャンセル。プラス全治4週間。
ウチの旦那すぐ壊れるんで新品と交換したいんですけど、保障期間っていつまでですか?



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Tuesday, May 02, 2006
例のアレ、始めました

猟奇殺人ライブラリ ずいぶんご無沙汰しております。
先週半ばあたりから38度以上の熱が出ましたが、それでも仕事が休めず、旦那が不在なのをいいことに週末は暴れ倒すと誓っていたのに外出もできず、もうヤケクソ。
仕事以外では家から1歩も出られない状態だったので、早速、例のアレを作ってみました。アレ。アレですよ。翻訳サイトですよ。

"猟奇殺人ライブラリ"

やっぱり行き着くところはドロドロでした。でも、クリックして別ページに飛ぶたびにグロ画像がわんさか出てくるような肝試し要素の高いサイトには絶対にしたくなかったので、グロと思われる画像は閲覧者の任意によるクリックで展開されるよう設定しています。
グロが苦手でも、事件の詳細や犯人像、犯罪心理学に興味がある方はいると思うんですよ。そんな方にも安心してテキスト・データのみを閲覧してもらえることを重視しています。

ある意味、世界初の女性向け猟奇殺人サイトかもしれません。

先週のエントリで翻訳サイトをやろうかなと書いた際には、Googleからのいただきモノ、Google Page Creatorを使って静的なサイトを構築するつもりでしたが、更新のたびにフィードが自動的に生成されるブログの魅力に負け、結局、静的サイトは諦めました。1度テンプレートを作ってしまえば、あとはテキストをブチ込むだけという手軽さもブログ形態を選んだ理由です。
また、一般に提供されているブログ・サービスにはBlogger以上の柔軟性は期待できそうになかったし、今回はどうしてもBlogger以外の方法にチャレンジしてみたかったので、昨年末にこのエントリで紹介したThingamablogを初めて利用してみました。いいです。とってもいいです。予想以上に使えます。

仕事の合間を見つけて音速に近い作業で製作したサイトなので、デザインが崩れたり、すでに翻訳なのにさらに翻訳が必要なほど日本語がヤバイことになっている箇所があるかもしれません。そんなときはドラえもんに頼んでホンニャク・コンニャクを借りてください。熱が下がって頭がマトモになったらじっくり直していきたいと思ってます。

翻訳されたエントリもまだ少ないですが、これからコツコツと地道に増やしていきますので、このブログと併せて宜しくお付き合いください。

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