いよいよ年末が近づいてまいりました。
日本のクリスマスは、恋人と街の電飾眺める→シャンパン→豪華メシ→ケーキ→ヤルが今や正しい過ごし方になっているようですが、日本にいた頃から、あたしはロマンティックなクリスマスなんてしたことありません。
どうせDJなんて、恋人たちを盛り上げる電飾のようなもの。
逆にニュージーランドではクリスマスは家族と過ごすのが定番。帰省で国内最大都市のオークランドからも人がいなくなり、街中がガラーン状態になります。さらに追い討ちをかけるように、クリスチャンが経営する個人商店はおろか、スーパーマーケット、飲食店までもが店を閉めるので、クリスマス前に買い物をしておかないとマジで飢えて死にそうになります。
一般人が飢えるクリスマスってどうなのよ。
ま、飢えようが無宗教だろうが、ツリーや電飾を目にするとなぜかワクワクしてしまうわけですが、先ほど、ワクワクどころか心臓がバクバクしそうなクリスマス・サイトを発見したのでご紹介しましょう。
Alek's Christmas Decorations Webcams for Celiac Disease
このサイト、数日前にDiggのトップにランキングされたんですが、何がスゴいって、運営者の家に取り付けられた2万個以上のクリスマス電飾が、ネット経由でリモコン操作できるんですよ。
もちろん家の前にはカメラが設置されていて、世界中でこのサイトを見ているユーザたちがスイッチをバシバシ切替えるたび、それに反応して気が狂ったように点滅を繰り返す電飾の様子がリアルタイムで楽しめます。
まさに銀河系クリスマス。
リモコン操作が可能なのは17:00から22:00 MSTの5時間。日本だと朝9時からの5時間ですね。企画は来年1月1日まで続く予定で、しかも電飾は今後もクリスマスにむけてさらに増強されるとか。
Diggでは「これぞWeb2.0ならぬクリスマス2.0である」と大絶賛の嵐。
ところでこのサイト、実はある病気の医療研究費の募金呼びかけを目的に運営されています。運営者の2人の息子たちも患っているこの病気は、以前あたしもこのエントリで書いたことのあるセリアック病。
小麦や大麦に含まれるグルテン(たんぱく質)に耐性を持たない体質になってしまう病状で、薬物療法にも効果が期待できない難病として知られています。サイト・トップにDonationボタンが設置されているので、銀河系クリスマスを楽しんだあとはぜひ募金をどうぞ。
それにしてもアレですね。あまりに点滅が激しくて、近隣に住む方々の精神まで病んでしまうんじゃないかと心配です。
ウチのそばにも別名"クリスマス通り"と呼ばれる、この季節になると道沿いの家が競い合うように電飾をつける道があるんですが、年々エスカレートしてきて、ここ数年はバアちゃんが聖歌隊呼んで路上コンサート開くは、ドサクサにまぎれて自宅前で通行人にホットドッグやコーヒー売りつける奴まで出現するは、スゴいことになってます。
ああ、今年もあと1ヵ月ちょっとか・・・。