Monday, February 27, 2006
お薬の時間ですよ

コワすぎ 土曜日の手術後に入院した旦那を訪ねて病院へ。
ニュージーランドでは市民権所有者はもちろん永住者、労働ビザでの滞在者に対しても、国立医療施設の利用が基本的にタダ(その分税金納めてる)。旦那が今回世話になっているAuckland Hospitalも国立総合病院なので、手術や入院に一切費用がかかりません。さらに、仕事に復帰できるようになるまでの治療期間はACCがサポートしてくれるので、通常収入の約80%程度を保護手当てとして受領できます。

まぁ、いくくらタダとは言え国立病院にはいくつか問題点もあるので、あえて私立病院を選ぶ人もいるんですが、医療費がかからないってのは本当にありがたい。
しかも旦那の病室は昨年増設された新病棟だったので広々してるし、窓は2重になっているから屋外の騒音がほとんど気にならず快適そのもの。宗教的に内容が制限されている人や、ヴェジタリアン、ヴェーガンに対応した食事もちゃんと用意されていて、もう至れり尽せりなんです。

ところがですね、ウチの旦那の担当ナースがゴスだったんですよ。目のフチが上下ともシャドーで真っ黒に塗られてて、カリカリに痩せてるわけです。

白衣の天使どころか、白衣に身を包んだ悪魔の使いにしか見えない。

彼女が薬を配ってくれたんですが、反射的に「なんかヤバイものを盛られるんじゃないか」という不安がよぎりました。あのナースに注射なんかされたら相当怖いと思う。っつーか、深夜に巡回されたらチビりそうです。
ゴスは嫌いじゃないんだけど、場所がね。ちょっとね。


Saturday, February 25, 2006
右脳に自由を 2

骨折している旦那が折れた部分に鉄板を入れることになり朝7:30までに病院へ送り届け、南極のように寒い待合室で手術まで5時間もダラダラと待たされたうえ、レストラン、DJのダブル・シフトをこなしました。文章を構成するような余力はまったく残っておりません。

以前、高熱でモーローとした際にも右脳がなかなか良い仕事をしたので、シリーズ第2弾をお送りします。 右脳に幸あれ

右脳は芸術をつかさどる器官です。



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Friday, February 24, 2006
Google便利帳

2004年のSt. Patrick's Dayに使われたロゴ Googleはどこへ行くんでしょうね。やっぱり夢は銀河系征服なんですかね。
昨晩、同社のサービスにPage Creator βってのができたのを初めて知ったんですが、すでに初期登録分が満タンらしく、新規登録はアキができるまで順番待ちしなければならない状態になってました。

Googleはすでに検索の代名詞になってますが、サービスの充実ぶりがちょっと異常です。でも、なぜGoogleのオフィシャル・サイトにはサービス一覧がないのよ?や、あるんだけど、全部が掲載されてないような気がするんですけど。確かにβ版をオフィシャルで扱うことには問題があっても、せっかくの新サービスなら試してみたい。そこで、完全かどうかは微妙ですが、今日は自分へのリマインダーとしての意味も含めて、Googleサービス一覧を作ってみました。

日本語でのサービスが開始されていないものもあるため、すべて本家アメリカで提供(一部を除き利用はどこからでも可)されているものを集めました。

::サービス::
Google Analytics サイト解析
Google Answers 人頼み解決
Google Base 画像公開
Google Blog Search ブログ検索
Google Book Search 書籍検索
Google Catalogs 通販カタログ
Google Directory 登録サイト検索
Froogle オンライン・ショッピング
Gmail Webメール
Google Groups 討論会場
Google Image Search 画像検索
Google Labs 新機能&サービス研究所
Google Local 地図検索
Google Mobile 携帯用検索
Google Moon 地図検索月版
Google News ニュース配信
Google Personalized Homepage Googleトップ・ページのカスタマイズ
Google Personalized Search 検索履歴つき検索
Google Scholar アカデミック専用検索
Special Google Searches OS別検索
Google SMS 携帯用イエローページ
Google Transit 目的地までの時間と移動方法
Google Translate 翻訳
Google University Search 大学検索
Google Video 動画検索
Google Holiday Logos オマケ:ロゴ・ギャラリ

ホントはツールとかダウンロード・アイテムなんかも紹介しようと思ってたんだけど、もーめんどくさくなったのでやめます。
それにしても、何なの?この数。こうなると、脳内にGoogleチップを移植したら、忘れかけた記憶すら完璧に検索してくれる日がいつか来る。絶対来る。



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Thursday, February 23, 2006
5年越しの恋

片想いの文通相手 このブログでDJネタを書くとなぜかアクセスが激減するんですが、そんなこと言ってられません。一応本業なので、これだけは書いておかないと。

昨日のエントリに使った画像は、Gerald Elmsが主催するイギリスのプロジェクト、G-Clubのロゴ。レコード屋で彼らの最新作"People Are Crazy"のシングルを試聴、一発で気に入って購入したので、オフィシャル・サイトからロゴをもらってきました。

そもそもG-Clubの楽曲との出会いは今から5年ほど前のこと。Parnellのある店で初めてレジデントDJとしてのポジションをもらい、Club DJとしてやっとまともな給料をもらうようになった頃でした。
ある日、Satellite RecordsでG-Club presents Banda Sonoraの名義でリリースされていたGuitarra Gを聴いて、頭にタライが落ちてきたような衝撃を感じました。あれはもう恋でした。ホレてしまったんです。その楽曲に。

ところが、ニュージーランドではレコード入荷がなかった(または速攻で完売してしまった)ので、店頭では入手できなかったんです。今思えばその時にリクエスト注文しておけばよかったのですが、その後、どうしても忘れられずに行きつけのレコード屋で注文販売を依頼したところ、「レーベルに在庫がない」と言われ、次のレコード屋では「在庫もないし、再プレスの予定もない」と一蹴されました。どうやら、なんらかの理由で発売中止になったようです。廃盤・・・。片想いの文通相手に振られたみたいなショックでした。

そして昨日。G-Clubのレコードのジャケを見ていたら、その新譜がG-Club自身が新しく立ち上げたレーベルからリリースされているのに気づき、オフィシャル・サイトを訪問。恋心が再燃したので、ロゴをいただいたついでに「Guitarra Gがどうしても欲しいんだけど、入手方法があったら教えて欲しい」旨のメールを出したところ、Gerald Elms本人から返信があり、個人的に同楽曲のデータ・ファイルを送ってもらいました。

ああ、恋心っていつか通じるものなのね。

こうしてあたしの5年越しの恋が成就したわけですが、それだけじゃありません。新たに届いたGeraldからのメールで聞かれたんです。「そろそろニュージーランドでもツアーやりたいんだけど、誰かプロモーター知らない?」

どうしよう。あたし、プロモーション会社やってるんですけど。

もー、Gerald Elmsの前座やることになったらどーしよーとか、フライヤーの印刷はオフセットだなとか、打ち上げは日本食だなとか、妄想が爆走中。

ビビっててまだ返信してないけど。



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Wednesday, February 22, 2006
レコード掘り

今日ホレた新譜は、G-ClubのPleple Are Crazy Real Groovyへレコード堀りに行ってきました。普段はCity内にある4件のレコード屋を1週間で巡回するようにしてますが、骨折で自宅療養中の旦那につきっきりでここんとこ仕事以外では外に出ていなかったので、久々のお買い物になりました。

「DJなんてボロ儲けのヤ〇ザな仕事」と思われてることがよくあるんですが、それはとんだ誤解です。だって、レコードへの投資金額がハンパじゃないんだもの。
DJ人口が高くてレコードを大量入荷しても確実にサバける日本とは違い、ニュージーランドでは各レーベルからの入荷枚数が少ないため、1枚あたりの単価が上がります。さらに海外からの輸送費を乗せると、最終的な店頭価格は12インチ・シングルで$20前後。新譜5枚買って$100超えるのよ。こんなに割に合わない商売なんかありません。だからといってレコードの購入をやめることはDJ人生が終わることと同じ。もー闇金融から借金してトイチで返済してるみたいなもんです。

そこで中古レコード。Real Groovyの中古在庫数はAucklandでも最大規模なので、新譜では入手困難になったものや、外国人が落としていったレアもの、プロモ用サンプラーなどのお宝に出会える可能性も大。そこで毎日、昼すぎあたりになると有名、無名を問わず、DJたちがそれらのお宝を堀りに集まってきます。
ところが、この店ではダーッと並んだ店内の棚にHouseだろうがHip Hopだろうが、数1000枚の中古シングルがゴチャまぜにブチ込まれてます。とりあえず掘ってみないことには、どこに何が隠れているかわからない。これじゃぁ潮干狩りですよ。潮干狩り。

店の人もどうせならジャンル別に突っ込んでくれればいいのに、1つの棚からお宝が続発しないようにわざわざシャッフルしている現場を何度も目撃しているので油断できません。あたしは最低でも1回の来店で2000枚はチェックするようにしていますが、トロトロやってると後から来た客に追い抜かれて、先にお宝を掘り当てられてしまいます。

"棚からレコードを素早く1枚ずつ引き抜く運動神経"と、"レーベルのロゴとアーティスト名を秒速で確認する動体視力"を持つものだけが真の勝者になれる、レコード屋での無言の戦い。ああ、DJってなんてジミな商売なんだろ。



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Monday, February 20, 2006
外国人妻であること

海を渡ればそこは海外 滋賀幼稚園児殺害事件についてちょっと言いたいんですけど、いいですかね。

事件の概要
地元の結婚相談所を介して日本に住む男性と結婚、6年半前に日本へ移住した中国籍の女性が「幼稚園に通う娘が友達となじめなかったから」という理由で、2月17日、近所の園児2名を刺し殺した事件。のちに供述の中で、「自分自身も他の園児の両親とうまくコミュニケーションが取れずに疎外感を感じていた」と語ったため、地元や幼稚園における外国人受け入れが機能していなかったことが犯行に至る原因になったのではないかと報道されている。

***********************

マスコミは連日、「ママさんグループから疎外(差別)されていた外国人主婦が、メンヘルになって暴走した」ことに焦点を当てて事件を報道してるほか、「差別さえなければ事件は起こらなかったのでは」と同情を寄せる一般からの意見も多数あるようです。

差別はあります。どこ行ったってあります。ニュージーランドにもあります。あたしも何度も差別されてきました。なくなればいいと思う。でも、異端を排除しようとする行為は人間にとって生理的なものなんだと納得してしまいそうになるほど、普通に存在します。
海外旅行じゃわからない。一時滞在者はゲストだから。それに対してあからさまな差別をするようなIQの低い国は、今どきほとんどないと思う。

だけど、その国で暮らして、その国の人間と同じフィールドに立とうとしたときに、肌の色、宗教、語学力、社会的地位なんかが理由になって、理不尽な差別を経験する人は意外に多いはず。
また、外的に受ける差別だけではなく、この犯人のように言葉でのコミュニケーションが不自由だったり、"誰もが知っていて当然"の事柄に対して知識を持っていなければ、疎外感を感じることだって絶対にある。

でも、それが人を殺す理由になってはいけないと思う。

また、"犯行前の犯人を知る人"による、「周囲に溶け込めなくてつらかったんだと思う」とか、カワイソウな犯人像を語るコメントがニュースに記載されているのを読むと、コブシ握りしめて歯ぎしりしたくなります。

犯人はカワイソウな人なの?

海外に嫁に行くってのは、定年退職後に夫婦で海外移住して、日がな一日裏庭でガーデニングしながら自分達の世界だけで暮らすのとはワケが違います。対外的な付き合いもあるし、文化的に超えなきゃならない壁もある。言葉だって最初のうちは苦労するし。でも、あたしは自分のことをカワイソウとは思ってないし、ニュージーランド人から"外国人でカワイソウ"なんて絶対思われたくありません。だって差別も疎外感もまとめて、移住はあたし自身の選択だから。
そして、移住に付随するリスクとしっかり対峙できなかった犯人に、今はただただハラが立ちます。



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Sunday, February 19, 2006
日本語欠乏症

人生ってそういうものよ 夕飯を作りながら鍋の中をのぞき込み、自覚の無いままミートソースに向かってボソボソ話しかけていたら、一部始終を旦那に目撃されました。あたしの会話相手が鍋であることに気づいた旦那は、気味悪がって現在も死んだフリを継続中。

いいじゃないか 鍋と話したって
みつを

以前勤務していた出版社は日系企業で、社内での会話はすべて日本語。おかげで日本語を話すことに対する欲求はキチンと満たされてましたが、退職以来、家でも仕事場でも英語しか使わないので、たまに日本語を話したいという猛烈な欲望を感じます。
そんなときは元同僚や友達に電話したり、直接会って欲求不満を解消するわけですが、緊急を要するときはそれこそ鍋で代用するしかありません。

また、ニュージーランドに滞在している20代、30代はほとんどがワーキングホリデーか1年間有効(例外もアリ)のインタープリタ・ビザ(労働ビザ)なので、仲良くなっても1年以内に日本へ帰ってしまいます。
あたしは過去7年間にあんまり何度も日本に帰る親友に別れを告げてきたので、正直、新しい日本人の友達を作る気力なんかまったく残ってません。だって、見送る立場ってツライのよ。帰る側には日本での新しい生活が待ってるけど、あたしに残るのは空虚感ばかり。だから、日本語で話せる話し相手は年々減るいっぽう。

ま、別に友達は日本人じゃなくてもいいんだけど、それでも母国語への渇望は簡単に消せるもんじゃありません。
よくネットや雑誌で、「一流企業を退社して留学先でMBAを取得。海外勤務10年目を迎えて、思考も言語も英語オンリーの生活です」なんて言ってる勝組だって、夜中に鍋に話しかけてるやつは絶対にいるはず。



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Saturday, February 18, 2006
人生を変えたアレコレ

映画、 最近は人にモノを買わせることが主体になってるサイトやブログが多すぎてちょっと食傷気味だったんだけど、本日、ウチでもAmazonのアフィリエイトを導入しました。

それまで入れていたGoogleのテキスト広告は、ブログ内で使用されている言葉がキーワードになって、記事に関連した広告が表示されるのがウリだったはずなんだけど、だいたいあたしがココにタレ流してる内容にはあまりに一貫性がないので、何だかよくわからないすっとぼけた広告が表示されたり、個人的にあまり好意を持っていない企業の広告が表示されたりしてたのよね。もちろん、特定の広告を表示させないようにフィルタをかけることもできたけど、別にブログで一攫千金夢見てるわけじゃないし、そんなことなら広告なんて外しちまおうと思ったんですが、Amazonなら商品ごとに紹介ができると知ったので試験的に導入しました。

ぶっちゃけた話、画像をクリックしてたどり着く先はAmazon Japanなので、今回紹介しているケンブリッジ大学出版から出てるような参考書や問題集を入手したいと思われたニュージーランド在住の方は、近くの本屋に行った方が早いです。

そんなわけで、これからしばらくは左のサイドバーに、実際あたしが過去に読んで、観て、聴いたものだけを紹介していきます。運良く出会ってしまったことで人生が変わった本や映画、音楽って誰にでもあると思うんだけど、そんなあたしのマスターピースなアイテムをあなたにも、ぜひ。


Friday, February 17, 2006
通勤天国

オークランド市民の足、リンクバス あたしは7年もニュージーランドで暮らしていながら、電車やバス、車で移動してる時間が死ぬほど苦痛なので、ほとんど旅をしたことがありません。だってイヤなものはイヤなのよ。すぐ乗り物酔いしてゲロ吐くし。City周辺を巡回してるLinkバスに乗るだけでオエェェってなるのよ。旅行なんて楽しめるわけない。

飛行機もできるだけ乗りたくありません。だいたい、毎回必ず乱気流に突入して機体がユッサユッサ揺れた挙句、亀裂から人がブッ飛ばされたり、悲鳴を上げる乗客もろとも墜落するような映画を作るハリウッドには、マジで天罰がくだればいいと思う。そんな映画のおかげで、離陸のたびに死を覚悟するあたしの身にもなって欲しい。

でもなぜか、バイクを運転してるときだけは乗り物酔いも恐怖心もありません。バイクなんて常時遠心力に振り回されてるような乗り物なのに不思議。もしかしたら、メットかぶったままゲロったらヤバイっていう緊張感がいいのかもしれない。

そんなあたしの今の職場は、パートのオバちゃん化しているレストランまで徒歩1分、レジデントで回してるClubまで2分、今月からファンクションで回すことになったBarまで1分半。こんなに快適な通勤があっていいんでしょーか。
ただあまりにも職場に近いので、毎日のように「ピンチだから今すぐ来い」という電話がかかってくるのも事実。今夜もレストランでの仕事の後、ダッシュでレコード抱えてDJ入りでした。バスに揺られてゲロるより数倍マシだけど。


Thursday, February 16, 2006
お持ち帰りですか?

L&PがLemon & Paeroaなのを何人が知ってるんだろう オークランドの3強テイクアウト(こっちではテイクアウェイって呼ぶけど)といえばアナタ、そりゃーFish&Chips、バーガー、ケバブです。

Fish&Chipsってのは鯛などの白身の魚に衣をつけて揚げたものと太目のポテト・フライのコンビ。バーガーはファーストフード店で入手できるものから、高級食材をしこたまブチ込んだ専門店のグルメ・バーガーまでいろいろあります。また、ケバブはいわゆるドネル・ケバブと言われる、ぶっとい串に「羊が丸ごと刺さってるんじゃないか」くらいの巨大な肉のカタマリを刺して、ロースターでグルグル回し、注文ごとに肉を削って円形の薄いパンで巻くトルコ風のもの。

街の各エリアごと、主要道路の両側には必ずこれらの店が並んでいるわけですが、競合店が多いからといって事業主が努力しているとは限りません。実際、Cityの某バーガー店ではいつ何を食べても腹がくだるし、100m以内に4件のケバブ屋がある激戦区でも「他店よりウマイものを作ってやる」という気合が一向に感じられない。
しかも、運悪くバーガーとFish&Chipsもやってるケバブ屋なんかに入ってしまったら最後、自分の不運を呪ってあきらめるしかありません。スパゲティとハンバーグやってる店で食う牛丼が、異常にマズいのと同じです。

あたしは過去7年間にジャンク系をほぼ食べ尽くし、今では"いつも安定しておいしい店"のみでテイクアウトするようにしているのですが、今日の午後に食べたFish&Chipsがあまりにも期待ハズレだったので立ち直れません。もう5年近く、Fish&Chipsはあの店だけで食べてきたのに。そろそろ開拓の時期が来たのかもしれんなぁ。


Wednesday, February 15, 2006
怒りのカルシウム

本当に効果あんの? 骨折してホフク前進しかできない状態の旦那に振り回される日々。歩けないのをいいことに、「ねーねー、カルシウム摂りたいからヨーグルト買ってきて」やら、「カルシウム強化牛乳でミルクたっぷりのアイスコーヒー作って」など、いちいち枕詞にカルシウムをつけるのでムカつきます。

あんたのチャンバラごっこの代償をなぜあたしが払わねばならんのか。しかも終日カウチにヨコになったままプレステ&DVD三昧の当人を見てイライラするあたしに「カルシウムは情緒不安定にも効くんだよ。牛乳飲みなよ」とホザく始末。

今ならあたしが素手でも勝てることを忘れるなよ。

原稿の締め切りが目前に迫ってて、マジでのんびりブログを更新してる場合ではありません。もう乳製品にもウンザリです。人類を宇宙に送り出すくらいのテクノロジがあるというのに、骨折を治す強力接着剤すら存在しない世の中に激しい怒りと矛盾を感じます。何をやっとるんだNASAは。


Sunday, February 12, 2006
男のプライド

要はチャンバラでしょ 早朝4時30分。ちょうどフラットメイトのOllyと飲みに出ようとしていた際、旦那の同僚からあたしの携帯に「あんたの旦那がケガをしたから病院に運ぶ」とメッセージが入りました。

すぐに折り返し電話をかけると、足首をひねって痛がってるから念のためレントゲンだけでも撮ってくるとのこと。本人は「まいったよー。痛いんだよー」と言う割に意外と元気そう。「あたしも病院行こうか?」と言いましたが「や、来なくていいから。いいの、いいの。大丈夫だから」と、妙に嫌がるので、これも男のプライドなのかもしれないと思い、検査結果が出たらすぐに連絡をくれるよう同僚に頼んで電話を切りました。

1時間後。

結局、同僚から再びメッセージが入り「折れてました」との報告があったので、タクシー飛ばして病院の緊急専用棟へ。
早速ギブスをはめることになった旦那は専用の個室に移されましたが、ギブスの技師は「骨折だけじゃなくて体中アザだらけなんだけど。転んだんじゃなくてケンカでしょ」と不信感丸出し。骨折した足に気をとられて気づかなかったけど、言われてみれば首や腕に棒で叩かれたような跡があるじゃないですか。そこで、技師とあたしで問い詰めることさらに10分。

「実は同僚とスターウォーズごっこをしてまして・・・」

全治6週間+リハビリが決定。


Friday, February 10, 2006
ピーマン食べなさい

色によって味も違うよね レストランからスタッフが足りないと泣かれたので、今夜は高熱で絶不調にもかかわらずレストランでの仕事を終えてからChicaneに駆け込んでDJ開始。
あぁ、磨きこまれたマホガニーの机に土足で両足乗っけて、ハバナ産のぶっとい葉巻が吸えるような社長になりたい。

今夜、レストランであたしが担当したテーブルに、セリアック病(Coeliac Disease)の女性がいました。セリアック病ってのは小麦粉なんかに含まれるグルテン(たんぱく質)を摂取すると体が拒否反応を起こして、ひどいときは胃が痙攣したりするのね。以前、ニュージーランドのドキュメンタリ番組でBBCのネタをそのまま使い回して、Isobel Norrisというセリアック病を持つイギリスの女の子を紹介していたので、ご存知の方もいるかもしれません。っつーか、あたしはソレを観て初めてセリアック病を知りました。

で、何も食べられないわけですよ。小麦粉使ってない料理なんかサラダしかない。イタリア料理屋ですから。そこで、その女性が持っていた医療機関発行の"食べちゃだめリスト"を貸してもらってキッチンに事情を話すと、「ステーキ類ならトマト・ソースにアレンジして小麦粉ヌキにしてやるよ」とのこと。ところがそれを伝えると、女性は露骨にイヤそうな顔をして「私、トマトとセロリとピーマンとタマネギとキャベツがキライなの」とおっしゃいました。

肉なら焼きます。
高熱のあたしに、これ以上難しいこと言わないでください。

実際、ニュージーランド人には偏食の人が多いのですが、たとえウルトラ級にいい男が完璧なテーブルマナーでメシを食っていても、皿のヨコにピーマンよけ始めたらあたしは萎えます。
また、極端な偏食で肉しか食わない人が本当に存在します。こっちに来て最初に住んだフラットには、ケンタッキーのチキンしか食わない男が住んでいました。ある日、見るに見かねて「野菜食わないとアンタ死ぬよ」と脅したら、「オレ、軟骨も食べてるから大丈夫」って涼しい顔で言われましたが。



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Thursday, February 09, 2006
右脳に自由を

これが効くのよ 今日はOnomatopoeia(擬音語)について書きたかったんだけど、体調が悪すぎて普段から稼働率の悪い頭がさらにニブくなっているのであきらめました。

それにしてもアレね。風邪ひくと左脳がやられますよね。もう左側がダメだから、理論的にモノが考えられなくなる。で、右脳がヨコから「ガンバレー」って応援するんですけど、なんせ右脳はヒラメキや想像、芸術が専門ですから、あんまり役に立ちません。

じゃぁ、たまには右脳にも自由にノビノビと得意分野で活躍させてあげてはどうか。 Copyright: 右脳

右脳に導かれるまま描いてみました。難解すぎてあたしにもよくわかりません。
現在の体温38.2℃。



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Wednesday, February 08, 2006
本日の疑問

コレを食べないのは素人 あまりにも非生産的な1日を過ごしてしまったために、ネタが全然思い浮かびません。そこで、今日あたしが疑問に思った事柄をタレ流すことにしました。

疑問1: チョコレートはなぜこんなにウマいのか

なぜなの?どうしてなの?

明治の板チョコは1枚120gだそうですが、ニュージーランドで一般的に売られている板チョコは250g。おかげであたしのチョコレート消費量も2倍以上に跳ね上がり、今なお加速中です。
市場では共にニュージーランド企業であるCadburyWhittakersが常に優位のようですが、あたしは圧倒的にWhittakersを支持。だって板チョコのくせに18種類もあるのよ。味も日本のチョコレートに近いし。だいたい、Whittakersの"Coconut Block"を超える板チョコなんて存在するんだろうか。

2月14日はSt.ヴァレンタインズ・デー。日本では男性へチョコレートを渡すことが女性としての義務になっていますが、日本国外では男性、女性に関係なく、特別な人にプレゼントを贈ったり愛の告白をする日。プレゼントは必ずしもチョコレートである必要はないんですが、男性から女性に贈られるプレゼントに甘いものが選ばれるのはよくあること。正直、空気の読めない女と言われようが、数日飾ったら枯れてゴミになる花束をもらうより、あたしはチョコレートが欲しい。チョコクレ。

今日の午後、雑誌で"Auckland最強のケーキ屋"に選ばれたこともある近所でも評判のケーキ専門店、Rocket Kitchenの前を通ったら、ヴァレンタイン用期間限定商品のポスターが貼られてたんですが、その中のチョコレート・チーズ・ケーキが激烈にウマそうでした。Auckland在住の男性は要チェックだと思われます。

疑問2: Holophonicsはなぜ3Dに聞こえるのか

これは聞かないとわかってもらえないので、できればヘッドホンかまして実際に聞いてください。従来のステレオ録音でも左右に音を移動させることはできましたが、音のホログラムと呼ばれるHolophonicsでは上下左右のどの方向にも立体的に移動させることが可能です。距離感の表現も普通のステレオ録音の比じゃありません。
どうやらオフィシャルらしいHolophonicにサンプル音源がいくつかあります。1番上のCerini Holophoniaと下の4つがHolophonicsで録音されたもの。ほかにもNTT物性科学基礎研究所Psychic TV Research Labのサイト内にもサンプルがあってキチンと原理が説明されているんですが、理論を並べられても疑問は消えません。

これでホラー・ゲームやったら間違いなく心臓が止まります。恐ろしい技術です。



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Tuesday, February 07, 2006
報道の自由ってなに?

イスタンブールのMosque あたしは6の段までしかカケ算ができない(それ以上大きな数は逆からカケる)くらい知能指数の低い人間なのであまり難しいことは言いたくないのですが、今月の始めから何かと騒がれているムハンマドの風刺画に関して、"報道・表現の自由"が乱用されている気がしてならないので、長くなりそうだけど書いてみます。
ちなみにあたしはムスリム(イスラム教徒)ではないし、宗教すら持ってません。

::事件の概要::
イスラム教の預言者であるムハンマドが導火線の付いた爆弾型ターバンを巻いている風刺画(マンガ)を昨年9月にデンマークの新聞が掲載したことから、ムスリムたちが預言者をテロリスト扱いしたとして反発。その後、2月1日にドイツ、フランス、イタリア、スペインの4ヵ国の主要紙が同じ風刺画を掲載し、社説において「イスラム教の世界には風刺を理解する力はないのか。イスラム教徒の抗議は偽善だ」と言い放った。
これにより、各国で暴徒化したムスリムたちによる大使館焼き討ちなどのテロが加速。イランではデンマークに対して通商を断絶する事態にまで発展している。

ま、非常に簡単ですがこんな感じです。日本のニュースではシャレがわからないムスリムに対しての皮肉なのか、記事に"文明の衝突"なんて見出しをつけたりしています。

じゃー、シャレのネタになったムハンマドとはどんな人なんでしょ。
世界3大宗教にはそれぞれ預言者と呼ばれる、神のお告げを聞いた人たちがいましたよね。キリスト教のイエス・キリスト、ユダヤ教のモーゼ、そしてイスラム教のムハンマド。ムハンマドは570AC?632AC頃に実在した人物で、神の声を元にコーランを記したことでも知られてます。そしてココが非常に重要なんですが、イスラム教以前のアラブでは偶像崇拝があたりまえに行われていましたが、ムハンマドによってイスラム教では偶像崇拝が完全に排除されました。偶像崇拝ってのはアレね、キリスト像とか仏像とか観音像のような信仰の対象となるものを彫刻や絵にして拝んだりすることね。だからイスラム教には神の彫刻や絵が一切ありません。
またムハンマドは神ではなく、あくまでも神の声を聞くことができる権利を与えられた聖者(派によっては異なる)として位置付けられていますが、だからといって彼の彫刻や絵が拝まれることもありません。
ムスリムの皆さんは聖地マッカ(メッカ)の箱、カアバ神殿に向かって祈ります。箱の中には何も入ってません。

さて、で、風刺画の話に戻るわけですが、偶像崇拝が禁止されている宗教に対して預言者のバカ・マンガを描いておきながら「オメーらにはシャレがわかんねぇのかよ」と言うことがどれほど無謀なのかを理解していただきたい。
また、ムスリムの中には過激派と呼ばれる原理主義者だけでなく、普通にイスラム教を信仰してる人もいるわけで、その人たちにまでケンカを売りつつ"報道・表現の自由"で片付けようとするなんてマジでどうかと思う。
ニュージーランドではDominion PostThe Pressの2紙が「読者に何が問題となっているのか知らせることが重要だ」という理由で、"報道の自由"の名のもとにわざわざ風刺画付きの記事を4日に掲載しました。アホか。

でも、ムスリムが暴徒化することで"戦い"が起こることもいただけません。どうせなら、ブッシュ(や、問題になってるのはヨーロッパなんだけど)と肩を組んだキリストが核発射ボタンを押そうとしてるマンガでも描いて対抗すればよかったのにね。それはそれで大騒ぎになるだろうけど、「これだからクリスチャンはシャレがわからなくて困る」で対抗・・・。ダメだ。間違いなく戦争になる。

オマケ:
興味のある方はイスラム教に関する説明を掲載している世界史の先生、金岡新氏によるサイトをぜひ。サルのあたしでもよくわかりました。
世界史講義録 - イスラム教の特徴


Monday, February 06, 2006
Groove in the Park

4万人を集める脅威の伝達力 今日はWaitangi Dayで祝日。我が社のイヴェントのCMでお世話になっているGeorge FMとミネラル・ウォーターのH2GOが主催する、夏の恒例行事Groove in the Parkが開かれました。場所は博物館がある公園、Auckland Domain。

今年のラインナップはニュージーランドを代表するDubバンド、Salmonella Dub、Ian Pooleyとのコラボ曲"Piha"やDJ Sneak、Joey Negro、Human Leagueなど大モノのRemixで知られる、ニュージーランドが誇るHouseの貴公子Dick Johnson (aka: Magik J)、20年近くのキャリアを持つプレミアHouse DJ、Sam Hill、そしてPeter UrlichとBevan Keysのコンビ、Nice n Urlichの順でした。

毎年、年が明けるとAucklandでは3つの大きな野外音楽イヴェントが開催されます。国内最大級の野外コンサートであるBig Day Out、Auckland大学が運営するラジオ局、bFMによるSummer Series、そして今回のGroove in the Park。Big Day Outを除いた2つは無料で、たいした宣伝もしないのに4万人もの人がワラワラと集まってきます。この国の伝言ゲーム能力は普通じゃありません。

また、ほとんどの人が敷物とお弁当、ワインなどを持参してステージで行われるパフォーマンスを眺め、踊りながら夏の午後を過ごすわけですが、ツワモノは家からソファやエア・ベッドまで運んでくるので、公園の片隅が"即席オレんち"になってたりします。

踊りまくり、叫びまくりの楽しい1日だったけど、意外にも期待はずれだったのがDick Johnsonのセット。暗い箱で聴いたらさぞ素晴らしかったであろう選曲も、紫外線バリバリの炎天下にはあまりにも不似合いでガックリ。野外には野外向けの、天候や時間帯を考慮した選曲が必要なのねとシミジミ感じました。勉強になった。

2月26日に行われる2回目のSummer Seriesが終わると、ニュージーランドの夏もそろそろ佳境に入ります。


Sunday, February 05, 2006
不幸な花嫁

こんなケーキ・トッパーにしたかった 昼過ぎに手伝っているレストランから電話があり、「30分以内に出勤せよ」と緊急出動命令が出たのでイヤイヤ足を運ぶと、ワゴン車に100人分の料理と一緒に押し込まれ、Aucklandから北へ30分ほどのSilverdaleから更に山道を20分ほど入った、近くに民家すらない山奥へ連れ去られました。

山と山の間にある猫の額ほどの平地にテントと仮設トイレを設置して行われた披露宴のケータリングだったんですが、配られた地図が間違いだらけで時間通りに参加者が集まらず、テントの床に何も敷かれていなかったので花嫁のドレスのスソは泥だらけ。おまけに花婿のベストマン(仲人にあたる男性)がジーンズで登場する、スゴイ披露宴でした。

また、食事は各自が好きな料理を皿に盛るバッフェ・スタイルだったのですが、司会らしき男性が「じゃー、メシどうぞー」と言ったとたんに参加者がアリンコのように料理に群がったものの、その中の誰ひとりとして花嫁のために料理を運んであげる人はいませんでした。

花嫁、人生最良の日にしてすでに不幸。

あたしの披露宴はビンボーだからメシも出ないほど質素だったけど、周囲の人たちがそりゃーもう気を使ってくれました。今じゃビールのCMにまで出演している大御所DJ、Dunc tha Funkが回してくれると言うので、ウェディング・ドレスのまま鼻血が出そうな勢いでDJブースの配線組んだりしましたが、それ以外はお気に入りの酒をガバガバ飲んで、ガハガハ笑ってただけだった気がします。

大金を投じてケータリングしてくれるのはいいけど、1番幸せでなければいけない人が1番不幸に見える披露宴なんて、全然意味ないよね。



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Saturday, February 04, 2006
深夜の巨大文字

えび。それだけ。 あたしは2ちゃんねる肯定派です。すべてを肯定するわけじゃないけど。
ただ、マスコミによって操作された情報がドロドロ流れ出している世の中には、2ちゃんねるのような存在が必要だと感じています。以前は企業や団体、政府によって簡単に握りつぶされていた"ごく一部の人々が知っている真実"が公に語られ、一般人を"無視できない対象"として改めて位置付けたという意味では、その功績は大きいんじゃないですかね。でも、自分である程度のリサーチをしない限り、何が真実で、何が誰かにとって都合のいい言い訳なのかは見えてこないけど。

ま、あたしの2ちゃんねる観なんかどーでもいいです。言いたいのはコレ。

巨大文字のおもしろさは異常。

通常、2ちゃんねるでは主要ニュースの項目しか目を通しませんが、ある日気まぐれにAAサロンを訪ねて出会ったのが「お断りだ」、「何故殺した」で知られる巨大文字スレ、"お断りだAAサロン"。既存の巨大文字をただコピペしているだけなのですが、20レスに1人ぐらいの割合で、それらを絶妙に組み合わせる輝くようなバカが現れます。

スレへのリンクだとすぐに切れてしまうので巨大文字AA集にリンクしますが、ぜひ実際にスレを訪れて明朝体が持つ強烈な説得力を体感していただきたい。


Friday, February 03, 2006
究極の選択

・・・・・・。 ココ最近いやーな咳が止まらなかった旦那をムリヤリ病院に送ったら、軽度のゼンソクと診断されました。30過ぎても突然ゼンソクになることがあるなんて知らなかったのでオドロキ。そして、旦那は究極の選択を強いられることになりました。禁煙するか、吸い続けて咳で眠れない夜を過ごすか。
ま、結論は禁煙しかないんだけど、正直、見てるほうもつらいです。しかも禁煙中の人の前でバカバカ吸うわけにもいかんので、あたしも自主規制中。もー気が狂いそう・・・ギギギ。

(注: お食事中の方は、食べ終わってから続きをお読みください)

そーいえば、今は何気なく使っている"究極の選択"という言葉は、この質問が大流行したことで定着しましたよね。

食べるならどっち?
カレー味のウンコ / ウンコ味のカレー

お下品ねぇ。しかし、実際に両方が目の前に並んでたら本気で悩みます。あーでもやっぱりウンコ味のカレーかな。
あたしがまだ出版社の社員として勤務していた頃には、"究極の選択"を使った記事を掲載したこともありました。

罰ゲームに選ぶのはどっち?
レモンで目薬 / ワサビで歯磨き

ペットにするならどっち?
ヒグマ1頭 / モルモット100匹

パックリ裂けても耐えられるのはどっち?
指のマタ / ヒザの裏

ラーメン食べるならどっち?
2メートルの麺が1本だけ / 1センチの麺が200本

こんなバカを羅列して給料もらってたんだから、あの頃のあたしはある意味とても幸せだった気がします。



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Thursday, February 02, 2006
将来の夢: 忍者

夢は大きく 昨日のエントリはカレンダーに関する内容だったわけですが、おかげさまで通常の3倍以上のアクセスをいただきました。フィードも盛んに吸われております。やっぱりカレンダー機能の導入を考えているBloggerユーザの方は多いんですね。問題は、あたしがなんの解説もできないということ。
Bloggerヒント集を期待していたのにボヤキをタレ流してるだけのBlogにたどり着いてしまい、怒ってる人がいるのではないかとビクビクしてます。役立たずですんません。

さて、2日前の晩ですが、あたしが連載を担当している雑誌による、月末恒例のお食事会があり、その際に盛り上がった話題に「外国人の日本観」がありました。

ニュージーランドでは義務教育で外国語を学ぶ際、複数の言語から興味を持っている言語を生徒が選択して学ぶことができます。日本語はその中でも人気のある言語なので、大抵のニュージーランド人は「お元気ですか?」、「お名前は何ですか?」ぐらいは話すことができますが、果たして現代の日本がマトモに理解されているかどうかはかなり疑問です。
過去にあたしが実際に耳にした彼らの発言には、こんなものがありました。

「サムライも大変だよね。太ると力士にならなきゃいけないし」 by Cafeオーナー

「オレ、いつか忍者になるんだ」 by イケメンのバーテン

「日本を出るときにもらった千羽鶴見せて」 by 雑貨屋のオバちゃん

黒澤映画しか観たことのない世代でしかも自営業だと、いまだに日本ではサムライが走り回ってると思っているケースが意外に多いのですが、Made in Japanの電化製品に囲まれて何の疑問も持たないんでしょーか。忍者に関するコメントに至ってはまったく根拠が不明です。しかも本人はマジでした。また、千羽鶴なんて赤紙もらって出兵するときじゃないともらえない気がします。

ほかにもよく話題になるのが「漢字は全部で何文字あるのか」、「なぜタテに書いたりヨコに書いたりするのか」、「北野武は本当にヤ〇ザなのか」ですかね。特に"Battle Royale"や"座頭市"の影響で北野武に関する質問が最近とても増えてきたのですが、「もともとはコメディアンで、股間から首がはえた白鳥のレオタードを着てた」と説明しても、誰も信じてくれません。
ホントなのになぁ。


Wednesday, February 01, 2006
ああ、遂にカレンダーが

やったー やったよー カレンダーだよー どんなにくだらないと糾弾されようが、以前からずっと欲しかったカレンダー。それが遂に実現しました。ああ、人生って捨てたもんじゃない。

Bloggerにはカレンダーがデフォルトでついていないので、どうにかして導入できる方法がないかと探していたところ、数日前にjscalendarなるものがあることを知りました。そこでさらに探してみると、Bloggerへの実装方法が詳しく説明されたBlog、ecmanautがあるじゃないですか。もーこの時点でアドレナリン急増。心臓はバクバク。

そして、いざ導入にあたってロクな知識がないのでカスタマイズができずオロオロするあたしに優しい手を差し伸べてくれたのは、カテゴリ表示でもお世話になった、クリボウのBlogger Tipsを運営されているクリボウさんでした。しかも、質問には即日解答をいただきました。

ありがとうございます。
クリボウさんのおかげで、またひとつBlogの楽しみが増えました。

デフォルトでカレンダー表示が付いているBlogサービスを利用している方には、絶対に理解してもらえないだろうこの喜び。ああ、だって本当に嬉しいんだもの。ひとりでも多くのBloggerユーザにこの嬉しさを分けてあげたい。

・・・あたしの知識じゃムリだけど。

今後、エラーやバグを見つけたらぜひ教えてください。

・・・っつーか言われても直せないけど。



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