Monday, April 03, 2006
カモーン・ロックンロール

はらさき色にむれている CDを整理していたら、スネークマンショーのアルバムがゴソっと出てきました。なつかしい。しかも、今聞いてもバカ一色。
スネークマンショーは、強烈にシュールなコントの合間に、味付けの濃い楽曲をサンドイッチのようにはさんだ企画物アルバム。1976年から桑原茂一、小林克也、伊武雅刀によってラジオ大阪でオンエア、2年後には全国放送となったラジオ番組のコーナーがオリジナルで、1980年にYMO(細野晴臣、高橋幸宏、坂本龍一)も参加してアルバムをリリースしたことから一気に認知度が上がりました。

最初のアルバムが出たとき、あたしはまだ小学生。小生意気なガキでしたが、さすがにスネークマンショーの存在は知りませんでした。知らなくて良かったと思う。知っていたら今以上に壊れた大人になっていたかもしれません。

スネークマンショーを初めて聞いたのは、中学生になってからのこと。
その頃、テレビでは小林克也をホストに迎えた洋楽ビデオの紹介番組、Best Hit USAが大人気で、あたしも親の目をうまく盗んだ夜にだけ観ることができたのですが、まるで外国人が話しているような完璧な発音で繰り出される早口の英語と、心地よい"間"を意識した日本語の絶妙なチャンポンにシビれまくってました。実際、あんなにカッコいいMCやラジオDJはそれまで日本に存在しなかったと思う。
そして、バイリンガルDJへのアコガレはいつしか野望に姿を変えました。

「大きくなったら、あたし小林克也になるんだ」

ま、当然の課題として英語から手をつけることになったわけですが、その際に英語学習の手引書として"FENを聞き倒せ"的な本を古本屋で購入。日本国内で米軍用に放送されているラジオが聞けることにショックを受け、その本で今では故人となった伝説のラジオDJ、ウルフマンに関する記述を読んで興奮し、映画アメリカン・グラフィティで初めてその姿を拝んで涙した、ケガレを知らない遠い日々。
ところがある日、年上の知人にウルフマンについて熱く語ったところ、予想外の反応が返ってきました。

「ウルフマンは知らないが、スネークマンだけは聞いておけ」

それが、あたしとスネークマンショーの出会いであり、小林克也との再会でもありました。2人の偉大なDJに影響されたあたしが、プロ・ラジオDJとしてデビューしたのはそれから6年後のことでした。

オマケ: 下線部分を埋めて、正しい文章を完成させなさい

ふぐを食べに行ったはずなのに、途中で_____を拾い食いしてしまった
a: インコ / b: ウンコ / c: アンコ

あ、オレ。オレだよ。_____だよ
a: アンディ / b: シャンディ / c: エディ

_____なさん、_____んばんは
a: こ & み / b: み & こ / c: あ & お

_____口で吸え
a: 強く / b: 優しく / c: 急いで

なんのことだかさっぱりわからない方は人生を損しています。とりあえずスネークマンショーを聞いてください。→詳細



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5 comments:

Anonymous said...

あ、そういえば、ありました。私は、YMOとか、中学生のころ大ファンで、当時、坂本龍一さんが、ラジオ番組持ってまして、そういえば、小林克彦さん、伊武さんとか、シーナ アンド ロケッツとか、サンディーさんとか、よく、遊びにきたり、曲がかけられてました。

当時から、洋楽のビデオは見てまして、神奈川テレビでよく、やってたのを見てました。したがって、80年代のミュージックビデオは、いまだに、だいたい、覚えてます。これは、怖いね。いまじゃ、クラシックだよ。

FEN、私も、英語の勉強はこればっかりです。確か、ジョンレノンの亡くなったのも、FENのニュースで知りました。

すごいね、Envyさん、プロのDJだもんね。いやぁ、夢もここまで、実現すれば、たいした物です。私の当時の夢は、いつか外国で暮らしてやるぞという漠然としたもので、まぁ、現在、アメリカでくらしてるから、ある程度、実現してるわけですが、もう少し、はっきりしたものを、抱いていれば、今頃は何かにはなっていたのかしらんと、時々、考えて見たりする私です。

4/04/2006 9:34 am

Anonymous said...

ババ猫ファンから書き込みありましたね。
すげー。繋がってるな。世の中。
小林克也って確か海外生活経験ないんですよね。
ソレであれなんだからすごいよなー。

ところで前回のIQの話ですが、あれって
結果が100以下の子供の親には連絡いくんですよ。
100以上は普通だからいいけど、それ以下だと
もっと綿密な検査が必要だからって事なんでしょうね。

今はどうか知りませんが、私の弟はLD(学習障害)
なので、当時IQが80ちょっとで学校から連絡がきました。親がオロってたのをわずかに覚えてます。
義務教育時代は確かに大変でしたが、LDは病気ではないので、うちの弟は今や「秋葉のオタ」とそう変わらない生活を送っています。いーんだか悪いんだか(笑)。

あ。ちなみに私、元部下です。
シューティングで負けた人(シツコい)です。

4/04/2006 12:34 pm

Envy said...

> Cha Chaさん
シーナ&ザ・ロケッツも昨日のCDに入ってました。
♪あなたと飲みたいレモンティ♪
スゴイ言語感覚です。鮎川誠、カッコよかったなぁ。

そうだ、北野武の姿を初めて映画で観たのも、坂本龍一が音楽を監修した"戦場のメリークリスマス"でした。David Bowieも出てたんですよね。今思うと豪華な映画だな。
"Merry Christmas Mr. Lawrence"で探せばこっちにもあるかもしれない。今夜あたり久々に観ようかな。

あたしは、日本では音楽番組中心のラジオDJ、現在はClub DJですが、あのまま日本にいたら、ラジオDJとして別の人生があったんだろうなとたまに思ったりします。後悔はないけど。

> Yayoiさん
これはどうも。
ババ猫が惜しまれているってのは本当に嬉しいことです。
今は新連載の反応がまだつかめないのでハラハラしてますが。やっぱり読み物系にすればよかったかなぁと思ったりね。

そういや、IQは170ラインだかを超えると、国が教育手当てをほぼ無条件で出してくれるという話を聞いたことがあるんですが、ホントですかね。
IQテストなんてコンディションによって結果に大きな誤差が出ると思うんだけど、子供にそんなものやらせて人生の損得を分けるなんてイヤな話だなぁ。

4/04/2006 1:10 pm

Anonymous said...

YMOはかろうじで知っていますが、スネークマンショーは全然知らなかった。こういうことにとても疎い私です。

名古屋に住んでいた時よくZIP FM聞いてたくらいです。

英語は大嫌いだったので、FENすら聞いたことはない!!そんなおかげで今とても苦労してます。

Envyさんは小さなときからそんな夢を持っててしかもそれを実現させてて凄いです!

4/06/2006 11:36 am

Envy said...

> ジャパワイフさん
機会があったらぜひ聞いてくださいね、スネークマンショー。そして、後世に伝えてくださいね。

4/06/2006 8:32 pm