Monday, July 10, 2006
エキゾティック・ジャパン

レストランで働き始めた18歳の新人ウェイターの男の子が、友達にもらったヌンチャクを持って出勤してきました。月曜日で店内がヒマヒマなのをいいことに、彼はあたしの姿を見つけるとヌンチャクを渡してきて、「やってやってー」と大騒ぎ。

できねぇよ。

どうやら箸でメシを食うのと同じように、日本人なら誰もがヌンチャクを振り回すスキルを持っていると思っていた様子。っつーか、ヌンチャクってカンフーじゃないの? 期待していたヌンチャク技が拝めないことにガックリしつつも、新人はそれでも引き下がらずに、次は「じゃカラテやってー、カラテー」を連発。

空手もできねぇよ。

もうここまでくると、何が何でもあたしに技を披露させようとして新人は必死。しばらく考え込んだ後、「じゃぁ・・・オリガミやってー、オリガミー」

君は幼稚園児か。

それにしても、映画やアニメ、ゲームのおかげで日本文化がある程度浸透してきたとはいえ、未だに妙にステレオタイプな日本人像を持ち続けているニュージーランド人が多い事実。
終電を逃したサラリーマンがカプセル・ホテルに泊まることや、援交でバリバリ稼ぐ女子中高生がいることは知っていても、一家に一本は日本刀があると信じていたり、山奥では忍者が走ってると思ってるからややこしい。

ところが、日本のことをよく知らない外国人に限って、なぜか漢字やカタカナが大好きなんですよ。もうね、"王様"などのワケのわからん漢字タトゥーや、明朝体でデカデカと"すみません"などと書かれたTシャツを見るとこっちが泣きたくなってくる。逆に、意味不明であることを追求してブームになった、フランチェスカのTシャツくらいバカっぽさがあると、もうどうでもよくなりますがね。
アジア各国で入手されたイタイ日本語Tシャツを紹介しているアジアのイカしたTシャツには目をおおいたくなるようなスゴいTシャツが山盛りなので、興味のある方はぜひご覧くださいな。

そうだ、日本語Tシャツと言えば、JBoxもヤバい。日本在住のアメリカ人が運営してる日本商品のショッピング・サイトなんですが、何を理由に"鬼畜米兵"Tシャツなんぞ売っているのか。こんなもの着た外国人に会ったら、すれ違いざまに竹ヤリで刺してしまいそうです。笑えない。これを面白いと思って販売するセンスがあたしにはわからない。
このほかにも、同サイトには売り手がバカなのか買い手がバカなのか微妙な商品がたくさんありますので、ヒマなときにでもじっくりどうぞ。



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