Saturday, July 15, 2006
テポドンが教えてくれたこと

北朝鮮のテポドン発射に対し、日本とアメリカが国連を通じて正式な制裁を与えようとしている横からロシアと中国が横ヤリを入れてきたことで、世界が2分化してる様子がハッキリと見えてきました。

ロシアはソ連が崩壊して以降、経済はムチャクチャになったし、今でも一般市民は決して裕福ではありません。最近は日本に出稼ぎに来てロシアン・パブで半乳出してるねーちゃんのイメージが強くなり、なんとなく世界強豪から脱落してしまった感がありますが、なんつっても中東からの石油パイプラインを所有してますから、実はかなり手ごわい存在です。
また、アメリカ・ドルでしか石油を取引できないイランが、核開発がどーだこーだ以前に、ユーロでの取引を可能にしようとしてアメリカとモメているのは皆さんご存知だと思いますが、そんなイランからもロシアにはパイプラインが伸びているわけですよね。
んでもって、ロシアから更に中国へパイプラインを伸ばし、お互いの結束を強めることが今年初旬に発表されてます。

や、世界終末論に関してはあんなことこんなことをこれまでにさんざん書き散らかしているので、今更どうこう言うつもりはないんですが、なんかこう、そろそろですねって感じです。

そうだ、関係ないんですけど、さっき朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)オフィシャル・サイトを久々に訪問してみたら、すっかりリニューアルされて以前よりかなりマシになってました。

ただ、ホームからEnterを押して入ると、強制的に金親子の写真を閲覧させられますが。

さて、世界の2分化は資本主義 vs 共産主義であることが色濃くなってますが、そういえば、ニュージーランドもちょっと前まではある意味、共産主義な国でした。というのも、職種によって法律で賃金が決まっていて、どこで働こうが一定の賃金が保証されていたんですね。
ま、それも経済改革によって大きく変化したわけですが、この国は未だに改革の傷を引きずったまま、貧困層と裕福層の差がぜんぜん縮まらないような気がします。

世界でも類を見ないムチャクチャな改革として例に挙げられる機会の多い、ニュージーランドの経済改革について興味のある方はこのサイトの説明がわかりやすいのでご一読ください。世界経済が気になる方だけでなく、これから長期滞在を予定している方にも、ぜひオススメしたい。



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