Wednesday, July 26, 2006
日本人をやめるとき

あたしはニュージーランドに7年住んでるわけですが、初対面の方にそれを話すと「ってことは市民権を持ってるんですか?」とか、「それってグリーン・カードってやつ?」とよく聞かれます。

ご存知の通り、日本国外に長期滞在するには学生ビザや労働ビザなどを取得するのが一般的ですが、どちらもビザ申請時に決定した、特定の教育機関や勤務先でしか学んだり勤務したりすることはできません。また、学校や勤務先の変更、または滞在を延長するときには、それに準じてビザの変更や延長の手続きをしなければなりませんよね。

そのほかの長期滞在の手段としては、ワーキングホリデー・ビザもポピュラー。これはワーキングホリデー・システムを日本と相互で受け入れている国が対象となり、ニュージーランドをはじめ、オーストラリア、フランス、イギリス、カナダなどで実施されていて、年齢制限や生活資金などの条件がクリアできれば、希望の国に1年間ほぼ無条件で滞在でき、仕事も自由に探せるというもの。英語習得などが1番の滞在理由になっているようですが、のちに移住することを視野に入れて、現地での就職活動に専念する方も最近は多いようです。

そんなあたしも18歳でオーストラリア、25歳でニュージーランドにそれぞれワーキングホリデー・ビザを利用して滞在。ホントはニュージーランドも1年の滞在予定だったし、実際、ワーホリが切れたときに1度日本に帰ったんですが、当時のニュージーランドの職場から「戻ってくれば」と言われて調子に乗って戻ってきたら、いつの間にか結婚→永住権取得→旦那日本語まったくダメ→日本帰れない→んで、気がついたら7年。

というわけで、あたしが持っているのは市民権ではなく、永住権。アメリカではグリーン・カードと呼ばれてるやつですね。
ま、永住権にはその名の通り滞在期間の制限がないし、選挙権もあるし、別に生活するのに困ることは何にもないんですが、市民権ってのは日本の帰化にあたるもので、完全にその国の国民になるってことですから、取得するとパスポートがいただけるわけですよ。
ニュージーランドでは永住権を2年間保持していれば市民権を申請する資格が与えられるので、多くの移民たちが永住権から市民権に切替えているようですが、実は日本人にとって市民権取得は究極の選択。

なんつったって、日本は2重国籍禁止ですから。

つまり、ニュージーランドで市民権を取得してパスポートをいただいたとたんに、日本から日本のパスポートを取り上げられてしまうんですね。ま、そのへんはウマいやり方があるらしく、実際、ウマくやってる方も結構いるらしいんですが、やっぱり危ない橋を渡るのはコワい。
逆にニュージーランドは4重国籍まで認めているので、多重国籍が可能な国との組合わせなら、4つまでパスポートが持てることになります。

今夜、なぜか急に日本のパスポートの有効期限が切れてるんじゃないかと思いたち、心臓をバクバクさせながら確認したら、ありがたいことにまだ2年残ってました。切れてたらエラいことになるとこだった。
たとえこの先もこの国で暮らすとしても、あたしは10年ごとに日本のパスポートを更新するんだろうな。日本人をやめるなんて、あたしにはとてもじゃないけどムリ。



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2 comments:

Anonymous said...

Excellent, love it! » » »

2/21/2007 4:16 PM

Anonymous said...

Cool blog, interesting information... Keep it UP » »

4/26/2007 6:31 PM