Thursday, July 13, 2006
世界企業の失墜

今月始めからSONYの広告が世界中で大バッシングにあっているわけですが、日本じゃあまり話題になってないんですかね。この際、まだ実際の広告をご覧になっていない方のためにも、SONYがあわてて掲載を取りやめた画像を眺めつつ、皆さんの意見が聞きたいと思うのですが。

問題になっているのは、ポータブル・ゲーム・コンソールPSPの広告。発売開始当時、PSPは黒いモデルしかありませんでしたが、バカ売れしている白いiPodを意識したのか、新しく白いモデルが発売されることになり、その広告が非難の対象になってるんですね。

ま、とりあえず見てください。

ええと、白人のねーちゃんが黒人のねーちゃん(一瞬、男性に見えますが女性です)のアゴをつかんでメンチ切っております。
言いたいことはわかる。黒の時代は終わり、黒に代わって白が天下を取るよって感じですかね。それを、人種による皮膚の色の違いを使って表現してみたと。

SONYはアホですか?

一時期は世界企業と呼ばれるまでに成長した企業が、なぜこんなにもバカな広告を企画したのか。素人が見ても明らかにモラルに反するという印象を受けるんですが。
しかも、追い討ちをかけるように左肩にはキャッチが入っています(写真はクリックで拡大)。
えっと、White is coming.ですね。ま、直訳すれば"白がやって来る"ですが、意味的には"白の逆襲"が近いかもしれません。「黒はいい気になってんじゃねーぞ」と。

SONYの心臓には毛が生えていますか?

思えば、90年代半ばまで使われていたIt's a SONYのキャッチは本当にカッコよかった。冠詞の"a"が入ることで、「この商品スゴいでしょ。でもこれもウチの商品のひとつってだけで、まだまだSONYにはいろんな可能性があるんだよ」みたいなニュアンスが凝縮されてて。世界を相手にできる企業は、英語のキャッチのセンスも最強だと妙に納得してたのに。

"白の逆襲"広告シリーズは全部で100種類くらいヴァリエーションがあるらしいんですが、現在、非難が集中したオランダのオフィシャル・サイトを始め、街角のビルボードは「白も黒も仲良し」なイメージの広告に貼り代えられています。
一方、アメリカの全国有色人種地位向上協会からは正式な謝罪要求が出ているもよう。

あたしは三度のメシよりゲームが好きですが、PS3は買わないことを宣言します。



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1 comments:

Anonymous said...

この話、全然知らなかったー!
日本では話題になってないかも。
今は、ワールドカップでのジダンの件で
騒がれています。これも人種差別的な発言で
問題になっているようなのですが、日本に住んでる日本人のほとんどは 人種差別を受けたことが無いからか、人種差別に疎いですよね。海外に住んでる友達からは よく聞きますが。。。
世界のSONYになったのに、これじゃ世界に通用しなくなるじゃん!!
ショックだなぁ( ̄‥ ̄) = =3

@sao

7/15/2006 5:31 PM