Tuesday, December 27, 2005
空腹の狂気

刺すか刺されるか クリスマス要員として手伝っているはずのレストランで年始のシフトが張り出されたんですが、1月1日からしっかりあたしの名前がプリントされてました。クリスマス、終わったんですけど。辞めたいんですけど。

レストランのシフトはランチ、ディナーの交代制なので、ディナーに入っているあたしはほぼ同じメンツと毎回顔を合わせることになります。ちなみに以前の日記で書いた、あたしを「使えないヤツ」呼ばわりしたウェイターはその数日後になぜか遠まわしに謝ってきたので、「うるせーよ」を言う前に関係が修復されてしまいました。
これでややこしい人間関係がスッキリ解消されたと思うのもつかの間、今度は強烈なキャラクターの中国人ウェイターが登場し、あたしはもー動揺を隠せません。

働き始めて3日目くらいから「オレ様が1番」的な雰囲気を漂わせ、キッチンハンドをはじめ自分より下の存在と判断した人間に対して怒鳴り散らし、挙句の果てには自分のミスをすべて他人になすりつけるような男なんですが、コイツが今夜、営業中に突然あたしのもとにやって来て、「なんでこの店はスタッフに飯が出ないんだ。オレ様はハラが減ってるんだ」と客の前で八つ当たり。ヤツの顔があまりにシリアスなんでビビったあたしは「マ、マネージャーに聞いてみれば?」と返すのがやっとでした。するとカウンターに直進し、今度は会計中の客を押しのけてマネージャーに契約書を見せろと大騒ぎ。
契約書に労働時間が5時間未満の場合には食事が提供されないと書かれているのを見てなんとか納得したようでしたが、あのキレ方は明らかに普通じゃなく、あたしは身の危険すら感じました。

空腹のウェイターに刺されるなんて、絶対にイヤ。

契約書には"5時間未満は..."なんて書いてありますが、キッチンの前で「お腹すいたよー。ひもじいよー」とつぶやけば、労働時間に関係なく帰るときまでにちゃーんとシェフがお持ち帰り用の容器にいろんなものを詰めておいてくれます。
あたしの今日の戦利品はスコッチ・フィレのステーキと食べきれないほど大きな手作りパン。生きててよかった。



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